「たまお、キミカVSふうた、ネネ7」
ネネの部屋では、
ふうたとネネが笑っていた。
「ふうたくんの言ったとおりね!」
「ネネちゃんこそ芝居がうまいね」
「でも、
ふうたくんが気づいてくれたから、
あれで済んだのよ。
気づいてくれなかったら、
危なかったかも。
さすが、ふうたくん」
ふうたは、
ネネに褒められてにやけていた。
「たまおとキミカちゃんは、
今頃してやったり
という感じだろうな。
こっちは、
先を読んで、
次の準備に入っていたとは知らずに」
「ふうたくんと組んで本当に良かった」
ネネはふうたの方を見て、
にっこりと微笑んだ。
たまおの部屋では、
たまおが鼻の下をのばしていた。
「たまおくん、凄いわあ!
ふうたくんとネネ、
びっくりしてたもんねえ。
本当、
たまおくんと組めてよかったわー」
「いやー、
誰でも気づくことだすよ。
ケンタのバカでも、
ふうたが
じゃんけんに強いことくらいわかってるだすからな」
「そんなことないわよ。
ケンタくんだたったら、
私とネネにじゃんけんさせてたわよ。
そこをわざと負けるのが、
さすがたまおくん。
そのおかげで、
次の準備ができたじゃないの。
ふうたくんとネネは、
30分しか時間ないから、
こっちが有利よ。
たまおくん、凄いわ」
「ケンタのバカなら、
キミカちゃんとネネちゃんを
じゃんけんさせていたかもしれないだすが、
賢明あたりなら気づいたと思うだすから、
たいしたことないだすよ。
それより、
キミカちゃんの演技はたいしたもんだすよ。
それに、
僕に先攻が勝つ
というヒントを教えてくれたのは、
キミカちゃんだすから
キミカちゃんのおかげだすよ」
「そんなおだてないでよ」
キミカはまんざらでもない顔でたまおの肩を叩く。
「だば、
次の対決の相談の続きだすよ。
いいだすかなあ。
こっちの方が時間的には有利だすが、
相手が相手だすから油断は禁物だすよ」
たまおとキミカは次の対決に備え、
再び打ち合わせを始めた。




