「グループ分け」
「えー、
第一グループは、ケンタくん、たまおくん、ふうたくん、そしてサヤちゃん、
第二グループは、
僕、キミカちゃん、ネネちゃん、そして、永久、これがベストです」
と
賢明が自信を持って言うと、
意外にも、
みはるが、
いきなり、
「イヤだー、キモ男三人しか男いないの。絶対イヤだ」
と
すぐ反対しようとかまえていたキモ男三人衆も
萎えるくらいのイヤそうな言い方をした。
「男好きだったの?」
と
ひさめがきょとんとした顔で訊くと、
「当たり前だぞ!
女が好きなら、今頃...」
と
みはるがいいかけて口を塞いだ。
「ふーん、
たしかに、
ケンタくんたちには悪いけど、
ちょっと男がキモすぎるわね」
と
サヤまできついことを言う。
反対するはずだった、
キモ男たちは
さすがに二人にそう言われてしまい落ち込んでしまった。
「じゃあ、こうしましょう。
第一グループは、ケンタくん、たまおくん、ふうたくん、そして永久くん、
第二グループは賢明くん、キミカちゃん、ネネちゃん、そして、サヤちゃん。
どうかしら?」
「あー、それなら僕はいいよ」
と
すぐみはるが言う。
「永久くん好きなの?」
と
ひさめが言うと、
「違うぞ。わかってないな。
僕はコンクールで優勝することを考えてるんだ。
いいか、どっちのグループが勝っても、いい男が残る。
賢明くんも永久くんと違って男らしくていい男だぞ。
あんたこそ、
その言い方は永久くん好きなんだろう?」
と
みはるが言い返すと、
ひさめの顔が少し赤くなる。
「あれ、そうだったんだ」
と
みはるが言うと、
ひさめと永久以外は笑う。
「私も今先生がお話したグループがいいと思います。
どっちが勝っても話題性ありますし、
みはるが言ったようにイケメンも残りますから」
と
サヤは実はキミカの案より、
勝つにはこの組み合わせの方がいい
と考えていたので強く主張する。
「僕も同意見です」
と
賢明が言うと、
「私も」
と
ネネも言う。
キミカは内心永久と別れるので不満そうだったが、
そうは言えないので、
「得に異論はありません」
と
答えた。
内心にんまりしていた残りの四人はわざと黙っていたが、
「文句ないだろう」のみはるの一言に四人とも頷いた。
「そうだ、たまお。
どうせなら、だす語だけじゃなく、
腹も掻いて、ハナクソもほじくれ、その方がおもろいぞ」
と
みはるが言うと、
みんな大笑いした。
「じゃあ、ひとまず解散。
今日の午後にまず発表会ね」
と
もとめはそう言うと、教室出て行った。
それにつられるように
生徒もグループ毎に別れて行動することになった。
(続く)




