「たまおVSふうた?」
ケンタの部屋では、
ケンタ、みはるチームと、
永久、ひさめチームが
また携帯ゲームで遊んでいた。
ゲームの方は、
圧倒的にケンタ、みはるチームの方が強かった。
「ひさめちゃんって、
カミサン伝説は
あのネネちゃん負かすくらい強いのに、
ゲームはからっきしだねえ、
それとも、
組んでいる永久がど下手なのかあ。
俺と組む?」
ケンタがひさめをからかう。
「このゲームじゃなく、
もう少し頭を使うゲームにしましょうよ」
ひさめは負けずに言い返す。
「頭を使うって!
うーん、
何かバカにされてるみたいだぞ」
「みはるちゃん、
みたいじゃなくて、
完全にバカにされてるよ。
じゃあ、
他ので勝負するかと言いたいところだが、
肝心のソフトがないんだよなあ」
「何で、持ってこなかったんだ?」
「頭を使う対戦ゲームだと、
たまおとふうたに負けるから」
「何だ。それ?ケンタ!
自分がバカだと認めるのか?」
みはるがケンタの顔を見ると、
永久、ひさめが大笑いする。
「まあ、
でも、運動神経も頭の一部だから。
いいんだよ」
「何だよ、それ? 訳わかんないぞ」
みはるがケンタの言葉に首を傾げるとケンタは話しをそらす。
「でも、
永久はひさめちゃんと組めてラッキーだよなあ。
あのネネちゃんを完璧に負かしたからなあ。
実はひさめちゃんって凄く頭がいいんじゃないの?」
「ケンタそれ以上言うなよ。
ひさめ、ますます調子に乗るぞ」
「何、みはる?」
ひさめが睨むと、
みはるはすぐ黙り込む。
「でもさあ。
明日、ネネちゃん、リベンジしてくるんじゃない?
俺たち、明日も勝てるかなあ?」
永久は自分は何もやってないのに、
ひさめのあの時の言葉を鵜呑みにして、
そういうことを言う。
「今日のは本当まぐれだから、
たまたまよ。
それより、
明日は、
たまおくんとふうたくんの対決が見たいな、
私」
「俺もそれは見たいけど、
さっきも話したけど、
ネネちゃんがこのままじゃ、黙ってないんじゃないの」
「だったら、
ネネと二人のどちらかに組んでもらって、
残った一人とキミカに組んでもらって、
対戦してもらいましょうよ。
ねえ。
永久くん、
ケンタくん、
二人でそう言ってくれればそうなるわよ。
ネネもそれなら納得するわよ」
ひさめがしたたかなに、
永久とケンタに甘えるように言う。
「そうすっか。
たまおとふうたが万一断ったら、
俺が一発ガーンとやるからさ。
永久はネネちゃんとキミカちゃんをおだてろよ。
ミス同士の対戦とか言ってさあ」
ケンタはすっかりその気になって笑った。




