「たまおの部屋で」
「女は怖いだすなあ」
「何?」
「オタクもさんざんコケにされたのに、
気づかなかったんだすか」
「俺をコケにしたのは、
オタクもその一人じゃないかあ」
「僕は、
コケになんかしていないだすよ。
流れだすよ。
完全に、
あの場は女の闘いだっただすよ」
「まあ、言われてみれば、
俺の出る幕なかったもんな」
ふうたは苦笑いする。
「もし、みはるがだすな」
「おい、
ちゃんつけておいた方がいいぞ。
クセになるぞ」
「ああ、そうだすなあ。
もし、みはるちゃんもわざとだったら
怖いだすよ」
「ありゃ、天然のバカじゃないか?」
「なら、いいだすが。
ひさめちゃんもキミカちゃんも
バカかと思ったら全然違うだすよ」
「ひさめちゃんの怖さは
今日のでよくわかったけど、
キミカちゃんはわからないなあ」
「キミカちゃん、僕に言っただすよ。
今日の勝負は先攻が強かっただけだすと」
「何?そんなこと言ったの?
あのキミカちゃんが」
「そうだすよ。
お互い五分ならそうなるだすと」
「ふーん。
でも、
深い意味あって言ったのかあな?」
「自信ありげだっただすよ」
「本当?」
「本当だすよ。
それに、
ひさめちゃん、
じゃんけんで先攻とって喜んでいただすしなあ。
ネネちゃんがもう一回って言っても、
逃げただすしなあ」
「ネネちゃんひさめちゃんだけじゃなく、
キミカちゃんも賢いということか」
「そうだすよ。おー、怖」
「みはるちゃんは犬みたいなもんかなあ。
動物的カンでわかるのかなあ。
サヤに対しては悪口言ってるクセに、
あの3人の悪口言わないもんなあ。
特にひさめちゃんとキミカちゃんのことは
怖がってるもんなあ」
「そうだすと、
僕らより、上ということだすか?」
「そうかもな」
「明日から、
女の闘いが始まるということだすかなあ」
「おー、怖」
「マネするんじゃないだすよ」
ふうたとたまおは二人で顔を見合わせて笑った。




