「ネネの意地?」
「ねえ、もう一回だけ勝負させて、
これで負けたら本当に坊主になるから」
ネネがよほど悔しかったのか、
そう言って、
永久とひさめに頭を下げる。
「あのー、ネネちゃん、
司会は俺なんだけどさあ」
ふうたがそう言うが、
「俺はいいけど、
ひさめちゃんはどうする?」
永久はふうたを無視して、
ひさめに訊く。
「ごめんなさい。
今日は何か疲れちゃった。
ネネに勝てたのは奇跡よ。
本当、
ごめんなさい」
ひさめはそう言ってあっさりネネの申し出を断る。
「じゃあ、永久一人でがんばれ!」
「あのー、俺が司会なんだけど」
「じゃあ、今日はあきらめるわ」
ネネもひさめに断られて、
あっさり引き下がる。
「なんか、
俺たち立場がないなあ」
「一緒にするなよ」
永久の言葉に、
ふうたは少しむくれる。
「上には上がいるんだすなあ。
ふうた、
今日はおひらきにするだすよ」
「もーう!
俺が司会なんだけど...
勝手に進行するの、
今日だけにしてくれよ!」
「じゃあ解散しましょう」
キミカがふうたを無視してそう言うと、
むくれているふうた以外は頷いた。
「ひさめ、明日こそ、逃げないでね」
「別に逃げたわけじゃないわよ。
本当、私は頭を使い過ぎて、
疲れただけ」
ひさめは、
ネネの言葉をそうかわすと、
またわざとらしく、
ふらふらと、
永久のところに倒れ込んだ。




