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「勝者と敗者2」



 「もうあの話しはなしだすよ。

 サヤちゃんに悪いだすからな」

 ふうたの視線から悟ったたまおは曖昧に答えた。

 すると、

 「そんなことより、

 俺から問題を出します。

 サヤちゃんは、

 何であそこで、

 ああいう、

 まやかしを言ったのでしょうか?」

と 

 ふうたは、

 たまおの発言をごまかすために

すぐにそういう問題を出した。

 「そういえば、そうねえ」

 さすがのネネも首を傾げていた。



 賢明の部屋では、

 賢明に運がないと言われて

逆にショックを受けていたサヤに、

 賢明が、

 サヤに負けた理由を話していた。

 「サヤちゃん、

 二人だけだから、

 本当のことを言うけど、

 あそこで人喰いの像編を出したのが、

今回の敗因だよ。

 せっかく、

 もとめ先生がチャンスとヒントをくれたんだから、

 認定されているカミサン伝説のどれかを

はずす作戦で行けばよかったのに。

 俺は、

 たまおとふうたの方を見ていたけど、

 ネネちゃんともとめ先生のやりとりを見て、

 たまおもふうたも、

 結構動揺していたぞ。

 惜しかったなあ」

 「ああ、やっぱり。

 それなら負けて納得よ。

 私も実は最初はチャンスだ

と思ったのよ。

 カミサン伝説の認定が曖昧だからね。

 でも、どの伝説をはずそうかで迷っちゃったのよ。

 それで、

 少しだけ時間稼ぎするつもりで、

 つい、

 認定されてない方の話しをしちゃったの。

 あの話しなら真カミサン伝説の要件

いずれにも該当しないからね」

 「それが失敗だよ。

 前にも言ったけど、

 たまおとふうたは、

 相当のキレ者だし、

 カミサン伝説もよく勉強してるよ。

 そこで、

 ああいう嘘を言ったのは致命的だな」

 「今はわかってる。

 でも、

 今回のことで、

 自分の欠点がよくわかったから、

受験勉強ではがんばるわよ」

 「そうだよ。

 俺も、

 今回、

 結構いい経験させてもらったと思ってる。

 人は見かけによらないということも、

 自分の応用力のなさも実感させられたからな。

 下手な受験勉強よりこっちの方が相当頭を使うよ」

 「そうよねえ。

 受験の準備のための

 頭の訓練だと思えばいいのよね。 

 じゃあ、せっかくの機会だから、

 明日帰れと言われなかったら、

ずうずうしく居残って、

 今度は気楽に傍観しようかしら」

 賢明に、

 はっきり敗因を指摘されて、

 サヤはすっかり元気を取り戻していた。



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