「みはるまさかの珍答?」
「次は、えーと、笑うなよ。
いいな。
もうこれで落ちたら、
もとめ先生も怖くないから
笑った奴をぶっ飛ばすからな」
みはるは完全に開き直っていた。
「サヤの二つ目のインチキは、
えーと、
人喰いの像とかいうカミサン伝説が認定されなかった理由を
ごまかしたことだ。
どう?」
みはるの声は、
最初の威勢の良さと違って、
だんだん小さくなって、
最後は、
みんなの顔色をうかがいながら話した。
「私、合ってると思いますけど」
ひさめがまず発言すると、
すかさず、
「よくやっただすなあ」
と、
たまおが拍手をしながら笑った。
「まあ、正解と言えば正解だな」
ふうたが残念そうな顔で言った。
「単純明快でいいと思います」
ネネは笑う。
「まあ、そこに気づけば合格でいいですね。
その代わり、
暴力やさっきのような脅迫的発言は許しませんよ。
同じ補欠のキミカさん、
あなた、
みはるさんには強そうだから監督してね。
この後はリーダのネネさんと残りのメンバーに任せるわ」
もとめは不満だったのか、
それだけ言うと、
さっさと部屋を出ていてしまった。
「みはる、やったな」
ケンタがみはると握手をする。
「助かったぜ、みはるちゃん、
丸坊主免れたぜ、
へっへへ!
実は俺、
わかってなかったんだ」
永久の言葉に、
ひさめが内心驚いていたが、
「なーんだ!
永久がわかったって言ったから、
多分、それしかないって思って、
そう言ったんだ。
ドキドキだったよ」
みはるは笑いながら、
永久に抱きつく。
「あー、私だけか」
サヤが寂しそうに呟くと、
「まあ、しょうがないよ。運だよ」
賢明がサヤをそう慰めた。




