「追い込まれたみはると自己中心的なひさめ」
「あとはみはるさんだけね。
よく考えてね。
もちろん、
知っていれば簡単だけど、
知らないようね。
うーん、待つのにも...
そうね!
あと15分。
それで考えてよ!
いいかしら?」
もとめの言葉にみはるは頷くしかなかった。
ひさめは悩んでいた。
ここで、
選ばれたメンバー全員から意見を聞いてみたら
どうかと発言しようかと。
その狙いは永久をメンバーからはずすことだった。
しかし、
ひさめ自身、
この問題には少し自信がなく、
永久が万一正答した場合はその提案が
裏目に出てしまうので悩んでいたのだった。
永久が正答して、
自分が正答できないと、
自分ははずされるか辞退するしかなくなり、
ネネと永久がそのまま残ってしまうからだ。
永久とゲームを一緒にやったことで、
ひさめの永久に対する思いはますます強くなっていた。
一緒に丸坊主になることもちっともイヤではなかったが、
ネネに永久をとられることは絶対イヤだった。
ネネは美人でスタイルがいいだけでなく、
頭もよく、
性格も大人でしっかりしているだけに、
このまま正副リーダーとして行動していったら、
永久がネネに惹かれるのは時間の問題ではないか
と勝手に思いこんでいた。
永久と一緒にコンクールに出ないでもいいから、
ネネと永久とを一緒にはさせたくないというのが、
ひさめの自己中心的な考えであった。
ひさめは、
そっと、
永久の顔色をうかがいながら、
永久がこの問題を正答できるのか、
考えていた。




