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「もとめの提案」
「じゃあ、
私から提案します。
二人にはサヤさんが、
さっき認めた、
まやかしが、
何かを指摘してもらいます。
いいですね」
もとめがそう言うと、
みはるはまっ青になった。
一方、
キミカは少し考え込んだ。
「考える時間はあげるけど、
休憩にすると、
誰かさんたちが、
教えちゃうから、
この場でゆっくり考えて!」
と言って、
もとめは、
たまおとふうたの方を見たので、
二人はうつむいた。
「いーい!
今回は優勝を狙うためのメンバーの補欠選びですから、
この程度のまやかしには気づいて欲しいと思います」
と、
もとめがそう言うと、
ひさめが何か言いたそうなしぐさをしていた。
「そうね!
もう一人の補欠の賢明くんは
もうわかってるわよねえ。
私が後の方に行くから、
耳元でそっと教えて」
と、
もとめはそう言うと、
教室の方に行き、
賢明がそのあとをついていき、
耳元で何か囁いている。
「やばいだすなあ」
と、
たまおがふうたの耳元に囁いたところで、
「そこの二人、話ししないで」
と、
もとめが二人を睨んだ。




