「サヤと人首酒編2」
サヤの意見はごく平凡な意見に対し、
もとめは、
「今、私がサヤさんに
ああいう質問をした理由がわかる人、
手を挙げて」
と
今度は生徒たちに質問した。
すると、
ネネが素早く手を挙げて、
「私は、サヤさんが人首酒編を真カミサン伝説であるとか、
または、その可能性が高いとか論評するもの
と考えていました。
でも、
サヤさんは人首酒編をカミサン伝説に入れてしかるべきものだが、
真カミサン伝説ではないと、発言しました。
私は正直驚きました。
何故なら、
人首酒編はニタロウ編及びカタロウ編と違って、
現在カミサン伝説の22番に認定されているので、
サヤさんが、
人首酒編をカミサン伝説に入れてしかるべきものだ
と敢えて発言したことに違和感があったのです。
そんなとき、
もとめ先生が、
今認定されているカミサン伝説のどれかのうちで、
はずされてしかるべきものがあるかということを質問されました。
私はそのとき、
サヤさんの作戦が、
カミサン伝説の要件をまず説明し、
今認定されているカミサン伝説22のうち、
どれかはカミサン伝説ではない
と論評し、
そこからさらに発展させて、
人首酒編はカミサン伝説ではあるが、
真カミサン伝説ではないと、
論評するものだと私は思いました。
ですから、
もとめ先生は、
私が今話したことを先読みされて、
確認の意味で。
先ほどの発言をされたと思いますが、
違いますか?」
と、
発言したのだ。
ネネの意見を訊いて、
たまおもふうたもなるほどと思ったのか、
感心するようにネネを見ていたが、
もとめは、
「さすが、ネネさんね。
私が考えていた以上のことを話してくれたわ。
私もネネさんと同じで、
サヤさんが、
人首酒編をカミサン伝説に入れてしかるべきものだ
と敢えて発言したことに違和感をおぼえて、
その逆もあるのかなと思って、
ああいう発言をしたの。
私の場合はそこまで。
で、サヤさんどうなの」
と言って笑ったのだった。




