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「サヤと人首酒編」
サヤが自信満々な感じで壇上にあがると
「サヤちゃんやっぱり自信あるんだすなあ」
と
たまおがふうたの耳元で囁く。
「そりゃそうだよ。
メンバーがメンバーだからなあ」
と
ふうたも言う。
ゴホン、
サヤが自分でわざとらしくセキをして、
たまおとふうたの方を見たので、
二人は思わずうつむいた。
「えー、では、
早速ですが、
私から、論評をさせていただきます。
最初に人首酒編について、
まず、
結論を申しあげます。
人首酒編はカミサン伝説の中には、
入れてしかるべきものだと思います。
しかし、
真カミサン伝説ではない
と今は思います」
そこで、
サヤが理由を説明しようとしたところで、
たまおたちの予想に反し、
もとめが、
いきなり、
たまおたちには予想外の質問をする。
「サヤさん、途中で悪いけど、
今、あなた、人首酒編を、
カミサン伝説に入れてしかるべきものだ
と発言したわよね」
「はい」
と
サヤが当たり前のようにあっさり答えると、
「それは、
裏を返せば、
今認定されているカミサン伝説の中には、
はずされてしかるべきものもある
ということよねえ?」
と
もとめは真面目な顔で
その場にいた全員が驚くようなことを言った。




