「キミカの策略」
ネネと別れたキミカは、
あることを頼もうと、
最初に、
たまおの部屋に行ったが、返事がなかった。
そこで、
次に、
ふうたの部屋に行って、
ドアをノックした。
「なんだよ。開いてるぞ!
臭いから俺の部屋に来るのイヤだと言ったのは...」
ふうたがそう言いかけると、
入ってきたのはキミカだった。
「何?臭いって?」
「いや、
たまおの奴が俺が臭いからって...」
キミカは鼻をくんくんさせたが、
「別に臭くないじゃない。
ねえ、
ちょっと、話し聞いてくれない?」
キミカは、そう言うと、
ふうたの部屋のドアを閉めた。
「何、いきなり」
「ねえ、
明日の補欠選びのことなんだけど、
私が勝つ方法教えてよ。
ふうたくんは天才的に頭がいいんだから、
わかるでしょう!
ねえ、お願い」
ふうたは、
キミカから天才的に頭がいい
と褒められて舞い上がった。
「いやー、それほどでもないけど」
「あー、私のこと、嫌いなの」
「そんなことは」
「じゃあ、意地悪しないで教えてよ。
このままだと、
サヤかみはるになっちゃうのよ。
お願い!」
「うーん、
そんなことはないと思うけど」
「お願い!
サヤは頭がいいし、
みはるは本来選ばれるべきだったんだから、
どうみても私が一番不利。
お願い!」
キミカはニコッと笑って、
ふうたに頭を下げる。
「そうだな。
俺もあの二人はイヤだしなあ」
「ねえ!」
「そうだなあ」
「教えてよー」
「わかったよ。
でも、みはるにバレたら
殺されるかもしれないから絶対に秘密にしてくれよ」
「もちろんよ。
私だって、みはるもサヤも怖いもん。
絶対、秘密にする」
「約束だよ」
「指切りしよう」
「うん」
こうして、
ふうたは、
キミカにある作戦を教えてしまったのであった。
(続く)




