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「賢明の部屋で」


 「たまおも気づいてなかったのか」

 賢明がにやにやしながら、

 「もとめ先生の機嫌はどうだった」

と、

 まず、訊くと、 

 「凄くよかっただすよな」

 「そうそう」

 たおまとふうたが答える。

 「そうか、

 もとめ先生も気づいていないのか。

 こりゃ、明日また一波乱起きるなあ」

 賢明がもったいぶって言うと、

 「意地悪しないで、教えてくれだすよ」

 「それ、オタクらのやり方だろう」

 「そうだすか?教えてくれだすよ」

 「そうそう」

 「ヒント、ひさめちゃん!」

 賢明はもったいぶる。

 「ひさめちゃんは可愛くていい子だすよ。

 あのみはるちゃんとは大違いだすよな」

 「そうそう」

 「ふうた、

 そうそうばかり言ってだすな。

 もう帰りたいだすか」

 「惜しい。トイレに行きたいんだ」

 「我慢しないで、早く、行けよ」

 「いやー、ここでは」

 「大なら自分の部屋でやってくれ」 

 「そうさせてもらう。

 たまお、賢明から話しを聞いたら、

俺の部屋に来てくれ」

 「イヤだすよ。臭そうだすから、

してから、僕の部屋で待っているだすよ」

 「わかったよ」

 ふうたはそう言うと走って、自分の部屋に戻っていった。 



 みはるとひさめが、たまおの部屋をノックするが、

誰も出て来ない。

 「どっかで遊んでるな、アイツら」

 「ほら、その口の聞き方直しなさい」

 「どこかで遊んでいるのね。

 たまおたち」

 「違うでしょう、呼びつけはだめよ」

 「えー、わかったよ。

 どこかで遊んでいるかな。

 たまおくんたちの野郎」

 「野郎は余計でしょう」

 「野郎とるから、もう勘弁してくれ」

 「じゃあ、

 次はふうたくんの部屋へ行くわよ」

 「はーい、はい」

 みはるとひさめはふうたの部屋に向かった。



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