「リーダーはネネ、永久それとも」
「えー、
今推薦があったのは、
ネネさんと永久くんですが、
他にいますか?」
もとめは、
こうなったら多数決で決めればいい
と思っていたが、
永久が余計なことを言ってしまった。
「あのー、
僕もそうですが、
ネネさんも、
自信はないと思いますので、
ネネさんがリーダー、
僕が副リーダーではどうでしょうか?」
と
ひさめにとっては
非常にイヤな意見を言いだした。
しかし、
ひさめは
永久をリーダーとして推薦してしまったので、
反対意見は言えなかった。
「そうねえ。
女子、
男子で正副リーダー一人づつ、
いいわねえ。
それに、
二人とも比較的温厚だから、どうかしら?」
もとめは、
ひさめの気持ちをその時まったく理解してなかったので、
簡単にそう言ってしまうと、
「いいだすよ。僕は」
「俺も」
「異議なし」
三人衆も同意してしまった。
ネネは、
「永久くんがリーダーで私が副でどうしょう?」
と
ひさめにはどっちでも同じなようなことを言うと、
永久が、
「僕よりネネさんの方がいいですよねえ」
と
言ったので、
「私もネネさんの方がいいと思うけど、どう?」
と
もとめが言ったので、
ひさめとネネ以外は頷いたので、
「じゃあ、
これで決まりねえ。
美男美女でいいカップルだし、
じゃあ、
私は後に下がるから二人前へ出て」
もとめのこの言葉をひさめが快く思っていなかったことに、
このとき、
この場の人間は誰も気づかなかった。




