「敗者4人?2」
賢明の部屋では、
サヤと賢明が話しを始めていた。
「実はさあ、怒るなよ」
「怒らないから、話してよ」
「どうも、
もとめ先生はこの合宿に来てから、
考えが変わったみたいなんだ。
最初はコンクールに出る前までの話題作りの出来レースで、
どうやって、
その決まったメンバーを選ぶかに
もとめ先生の頭はいっていたみたいなんだ。
でも、
今は本気で優勝できると思って、
優勝できるメンバーを本気で考えるようになんだ」
「それは、
私も気づいてたけど、
どうして、私が怒るのよ」
「ああ、
残りの一人は3人の誰かということになったじゃない」
「うん」
「でも、
君だけは絶対選抜されなかったんだ」
「何でよ!インチキじゃない」
「怒るなっていったろう」
「怒ってないわよ。
文句を言ってるだけ」
「もう、だから、はずされるんだよ。
じゃあ、結論から先に言う。
みはると君のそういう性格から、
君がメンバーに入ったら、
とても、
まとまらないともとめ先生は多分考えたんだよ。
「なら、みはるだって、
あの時点で、はずされればよかったじゃないの」
「だから、
結局、はずされたじゃないか」
「まあ、でも、その後でしょう。
その前にはずされたのは何故よ」
「怒るなよ。
君はビジュアルでは劣るから」
「何よ、その言い方!
ひどいじゃない!
いーい、ビジュアルで劣るって、
私って、ブスじゃないわよ。
でも、そう思っていたんだ」
「だから、怒るなって、
4人に比べてということで」
「比べるのが、違うでしょう。
残ったのは男二人と私よ」
一方、
みはるの部屋では、
キミカが
「教える前に、今回合宿に来たメンバーで、
誰が一番、頭がいいと思う?」
と
みはるに訊く。
「それは、賢明か、
悔しいけど
サヤの奴のどっちかに決まってるじゃないか」
と
みはるは当然のことのように答える。
「だから、あんたははずされたのよ。
いーい。
その二人より、
たまおくんとふうたくんの方が全然上、
レベルが違うと思う。
賢明くんとサヤの二人は勉強ができるだけ、
あと、
その二人といい勝負かもしれないのが、ネネ、
その次があの二人よ。
わかってなかったのね」
「えっ?
ネネはわかる気もするけど、
あんな不細工なだす野郎と、
ちょろちょろして
おしゃべりなマヌケみたいなのがか?
あいつらただの知ったか野郎だろう」
「もーう、呆れるわね。
いーい。
あの二人の話していることが
何がなんだかよくわからないのは、
あたしたちがバカだから」
「えー、そうなのか」
「もー!
あんた、
あたしよりバカでしょう!」
「はっきり言うなあ。
まあ、
でも、そうだな。
キミカが僕より賢いのはよくわかるぞ」
「じゃあ、あんたにもわかるように教えてあげるから、
これからは、あたしの言うことをきくのよ」
「わかったよ、
で、何故、ひさめが問題なんだ?」
みはるはキミカにそう訊いた。




