「作戦変更」
「あの、先生、今日は実はネタがひさめちゃんたち
と話しがかぶってしまったんで棄権します。
でも、権利を放棄したわけではありません。
明日はがんばります」
と
ふうたがあっさり言う。
「権利?ああ、コンクールの。
もう、噂は広がっているのね。
そうよ。この中でコンクールに出られるのは、
そうね。6人。
ネタが被ったならしょうがないわね。
いいわ。今日は好きにしなさい。」
と
もとめが言うと、
「すいません。僕たちも同じです」
と賢明が言うと、
予定に反し、
キミカが
「私たちもです」
と
打ち合わせと違うことを言いだす。
ネネとサヤがイヤな顔をするがもうどうしようもない。
「しょうがないわ。
最初にいきなりきたもんね。
正直先生も驚いた。
あの二人にあんな力があるなんて。
はっきり言うわ、6人枠のうち2人は
ほぼあの二人に決定よ。
二人には内緒だけど、
あの二人は個性的で、みはるさんに男装。
ひさめさんに着物を着せたら話題性充分だ
と思っていたの、
でも、みんなも知ってるとおり、
あの二人成績は悪いから内容が伴わないんじゃないかと思ってたの。
でも、今日の発表聞いてみて、驚いたわ。
人はみかけや成績じゃないのね。意外よ。
だから、他のみんなもまだ半分以上枠が残ってるからがんばってね。」
と
もとめは生徒も気づいているのを感じて、
今回の合宿の意図をはっきり明言した。
「じゃあ、今日はこれで解散。お疲れさまでした。」
もとめは何故か嬉しさを隠せず、
さっさっと教室を出ていった




