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「賢明のカミサン伝説3」
有名な話しなので、
聞いている人間は退屈であくびをしていたが、
賢明は話しを続けた。
「そうか、困っている人を探せばいいんじゃった。
年をとると頭が固くなるのう。
お嬢ちゃん、誰か困っている人知らんかのう」
と
老人が言うと、
「友達のタロウくん、
さっき、家の鍵を落としたって、困ってたよ。
タロウくんにあげれば」
と
その少女は言ったのでした。
「うーん、でも、タロウくん
という子に説明してもわかるかのう」
と
少女に老人が聞くと、
「大丈夫だよ。私、前、人形が壊れて困ったとき、
その見えるまで祈る像で人形が直ったこと話したら、
その見えるまで祈る像が欲しいと言っていたもん」
と
少女は言った。
「見えるまで祈る像か。なるほど、
でも、そんな話し、よく信じてくれたのう」
「だって、タロウくんと遊んでいて、
その人形、壊れたんだもん。
そして、しばらくして、直っていた人形を見たタロウくんが驚いたんで、
その話しをしたんだもん」
と
少女は言う。
「ふーん、そういうことじゃったか。
で、タロウくんという子はどこにいるかのう」
「おじいさん、
私がタロウくんがいそうな所へ連れてってあげる」
と
老人の質問に少女は答えたのでした」
賢明はここでまた一息ついた。




