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「賢明のカミサン伝説1」


 「えー、この見えない像というのは、

 カミサンに祈り続けてカミサンが祈った願いが

実現して初めて見える像なのです。

 ですから、

 その老人には祈った願いが実現しているから見えるのです。

 しかし、

 その見えない像は、

 見えた後でも感触はないのです。

 見えた後は色のある空気のようなものです。

 とにかく、

 カミサンを信じて、自分の願いをひたすら、

布の上に向かって、祈るしかないのです。

 何故、

 その老人がそんな見えない像を信じたかというと、

 他のカミサンの像と一緒にある老人から受け継いだからです。

 他の像に効果があったので、

 その見えない像も信用することができたのです。

 老人は誰もこの像を受け取ってくれないことに焦りを感じました。

 何故なら、

 もし、

 祈りが成就してから半年以内にその像を誰かに引き継がないと、

 バチがあたるとその像を引き継いだ老人から言われたからです。

 自分に引き継いだ老人と同じようにすべての像を

一緒に誰かに引き継げばよいと、

 その老人は後悔していたのでした。 

 最初、

 老人の考えでは、

 その見えない像は例えば身代わりの像のように

危険な像ではないので、

引き継ぐのをそれ程急がなくても、

誰かが必ず引き継ぐと思いこんでいたのですが、

 こうも相手にされないとは予想もしなかったことなのです」

 賢明はここで一息ついた。


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