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「賢明とサヤの対決1」

 

もとめが教室に入ると、

 すでに生徒は揃っていた。

 「じゃあ、これから対決ね。

 レディファーストでサヤくんから、

 話してもらおうかしら」

 もとめが早速対決を始めさせようとすると、

 「いえ、賢明くんからで」

 サヤは作戦を悟られないように

譲るような形で言ったが、

 「レディファーストで、サヤさんからでいいですよ」

 賢明が爽やかに言うと、

 「遠慮するなよ。

それとも何か魂胆あるのか」

 みはるがサヤを冷やかすように言ったので、

 サヤは、

 やむなく最初に話すことにした上で、

途中であることをする作戦に変えた。

 「では、遠慮なく、お話します。

 えー、私がお話するのは、

 「雛祭り」編ともカミサン人形編とも言われるお話です」 

 サヤが言うと、賢明は驚いた。


 まさか、

 自分が一度は話しをしようとした話しをするとは、


と同時に喜んだ。

 弱点は知り尽くしていたからだ。

 たまおが

 「サヤちゃんどうしただすか?」

と小声で言うと、

 ふうたが、

 「自爆だよなあ」

 たまおの耳元で囁いた。

 「えー、では、お話します。

 ある貧乏な家の一人の女の子が、

 雛祭りに招待されました。

 招待した家は金持ちで、

 その女の子が見たこともない程の立派なひな壇が飾ってあってありました。

 その女の子は、

 珍しがって、

 三人官女のひとつの人形の顔が気にいったので、

思わず手にとったんですが、

 他の子がいきなり大声で

 「さわっちゃ駄目よ」

 大声で言ったものですから、、

 思わず手を放して落としてしまい、

その人形の首が折れてしまいました。

 それで、落とした子も慌てましたが、

 一番慌てたのはその子より招待した子の方だったんです。

 実はそのひな人形はその子の姉のもので、

 姉は高校生でその日はたまたま部活があるんで、

 姉の帰りが遅いから、    

 妹は自分の友達を姉に内緒で呼んだらしいのです。

 ですが、

 妹は前にも姉の持っている人形を壊したことがあるらしいのですが、

 そのときは凄い顔で

 「今度やったら、殺すからね」

って凄い顔で怒られて、

 自分の持ってる人形の首を折られたらしいのです。

 そんな訳ですから、

 その招待した子は正直にその話しをして招待された子みんなで

接着剤を使ってどうにかごまかしたそうです。

 しかし、

 姉が帰ってくると、

 その三人官女の一つの顔が微妙にずれていることに気づいて、

 よく見ると、

 接着剤の跡があることに気づいてしまったんです」

 ここまでくると、

 サヤは急に咳き込んだ。



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