「対決前夜のサヤが考えたこと」
サヤも賢明と同じように明日何を話すか考えていた。
「人首酒編」は長いが、
既にほとんど話しているので、
時間的にはちょうどいいが、
賢明がその弱点を知り抜いていて、
しかも、
投票の鍵となりそうなふうたも弱点を知っていそうな感じなので、
やめることにした。
一番、
有力なアヤメ編も初期の話しで、
かつ、
カミサン伝説の鍵であると現在言われつつある、
カミサンをバカにしたものについてもバチがあたる
という話しには持っていけないので、
やめることにした。
しかし、
残りの話しで比較的弱点が少ないと思われる話しは、
1時間ではとてもできそうでなかった。
1時間でできて、
真カミサン伝説のあの要件をクリアできて、
しかも、
例のキモを押さえてる話は。
サヤは考えに考えた末、
カミサン人形編とも言われる「雛祭り」編を選んだ。
ただ、
「雛祭り」編は最後の方はいろんな終わり方があったので、
そこの工夫が肝心だと思っていた。
そして、
この話しの場合は、
後で話したいと思っていた。
それは、
賢明の話しによって、
「雛祭り」編の終わり方を決めたかったからだ。
サヤは早速、いくつかのパターンの終わり方を
シミュレーションした。
そして、
できれば、
賢明とふうたを油断させて、
違う弱点を指摘させて、
ひっくり返したいと考えていた。




