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「賢明とサヤはまるか2」
みはるは、
「僕の方はひさめも永久も入れて、
4人で対決したら、
と言ったんだけど、
たまおは、
ひさめがいなきゃ優勝できないっていうんだよ」
「やっぱり、
ここはコンクールの優勝を狙うメンバーを
選ぶしかないんだすよ。
内輪揉めしている場合じゃないんだすよ。
だすが、
あのバカたちがわからないんだすよ」
「そうねえ。
優勝するなら、
さっきの5人とあと賢明くんか永久くんね」
と
サヤが遠慮して言うと、
「僕は、
その5人とサヤちゃんか永久でいいと思うよ」
賢明も遠慮してそう言う。
たまおは考えたフリをして、
「そうだす。
じゃあ、
二人で対決を希望したということにしてくれだす。
頼むだすよ。
ケンタもふうたも永久もむくれてるんだす。
多分、
僕が余計なことをしたと思ってるだすからな。
それで、
僕とみはるちゃんは訊いてるだけにするだすから、
残った二人のうち、
勝った方と、
永久とを比べて決めてもらうことにするんだすよ。
どっちかがすっきり勝ってくれれば、
それで丸く治まるだすからな」
と
たまおが頭を下げた。
しかし、
賢明とサヤは、
二人とも首を捻っていた。
(続く)




