「たまおのある作戦」
「そうだ。永久たちにまず頼むだす」
たまおが突然言いだす。
「説得するか、
謝るかどっちかだろう、
永久がどう関係するんだよ」
みはるが訊くと、
「3人で対決するというか、
実際は二人で対決して二人ともダメだったら、
永久ということにするだすよ」
と
たまおが答える。
「永久の頭で、
あの二人に勝てる訳ないだろう」
「へへへ、
永久は残りの一人なんだよ。
対決するのは、
賢明とサヤちゃんだけ。
どっちも今一なら、
イケメンの永久ということだすよ」
「インチキくさいなあ。
そんなのに、
あの二人がひっかかるかよ」
「だから、
永久たちにわざと怒ってもらうんだよ」
「そしたら、
ひさめがまた辞退するっていいだすぞ」
「だから、
その後、
ひさめちゃんのところに説明に行くんだよ」
「うーん、
よくわからないなあ」
「まあ、僕に任せるだすよ」
みはるはよくわからないが、
たまおについてケンタの部屋に行くと、
やはり永久が遊びに来ていた。
そして、
たまおは永久たちにあることを言うと、
永久たちもいい考えだと頷いた。
それから、
たまおとみはるはひさめのところに
たまおの作戦の一部を教えたところ、
ひさめも喜んで了解した。
「結構いい考えだすたな」
と
たまおが言うと、
「たまおは意外に頭がいいんだなあ」
と
みはるは少したまおを見直したのか、
そう言った。
「じゃあ、
賢明かサヤちゃんの部屋行くだすよ。
多分、二人は一緒にいるだすよ」
「あの二人出来てるのか」
「違うだすよ。
わかってないだすな」
「ああ、
そういうのはちょっと苦手なんだ」
みはるは照れくさそうに、
自分で自分の頭を叩いた。




