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「キミカとネネ」


 「あと残りは女子が一人ね」

 「そうね。

 もう一人は、

 永久くんでほぼ決まりだもんね」

 「ひさめの意見が通れば、

キミカになるわね」

 「あんた、それバカにしてない」

 ネネの言葉にキミカが少し怒る。

 「ごめん。

 でも、

 ひさめ、

 あたしのこと疑ってんのよ。

 永久くんがあたしのことを好きだと」

 「本当?

 でも、悪いけど、

永久くんが好きなのは違うと思うわよ」

 キミカの少しバカにしたような表情に

 ネネは、

 「えっ、あんた妬いてるの?」

 思わず言う。

 「そんなわけないでしょう。

 あんたも自信過剰ねえ。

 永久くんはいい、

 多分、

 ここにいる女子には

まったく興味ないと思うわ」

 「そんなあ、もしかして」

 ネネは変なことを考えた。

 「そういう意味じゃなくて、

 ここにいる女子や

もとめ先生には興味がないということ」

 「何で?」

 「見ればわかるじゃない!」

 「そう?」

 「だって、

 誰にも同じ接し方だし、

 暇があれば、

 すぐ、

 ケンタくんの部屋に遊びに言ってるじゃない。

 永久くんは、

 まだ、

 見かけによらず、ガキなのよ」

 「そう言えば、そうね。

 ケンタくんたちと遊んでいる方が楽しい感じね」

 「そう。

 彼はモテ過ぎたから、

 女にモテるの当たり前だと思ってるわけ。

 といって、

 男が好きなわけじゃないのよ。

 ケンタくんたち、

 はっきり言って面白いし、

 まったく気を遣わないでいいから、

 ああしてるわけよ」

 「あんた、よくわかんのね」

 「うちの弟がそうなのよ。

 一つ下なんだけど、

 私に似て美男子で、

 モテモテなんだけど、

 女はめんどいって言ってるわよ。

 それでいて、

 近所の汚いガキのところには、

 いつも遊びに行ってるんだから」  

 「あんたも自信過剰で、

 きついこというのね。

 汚いガキなんて」

 「お互い様」

 「あたしはそこまで言いません」

 キミカとネネは、

 そんなたわいもない話しをしていた。

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