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「サヤの信じる真カミサン伝説32及び33「人首酒」編」


賢明とサヤは劣勢だと思ったのか、

こそこそ話し合ったあと、

 突如、時間稼ぎのため、省いた、

後日談を話すことにして少し考える時間を稼ぐことにした。

 「えー、

 私の理論はやはり後日談を話した方が

わかりやすいかと思いますので、

一度は議論の関係で省略しましたが、

やはりお話します」

 サヤは苦しい言い訳をして、

 勝手に後日談を話し出した。

 たまおたちは、余裕だったので、

あえて止めなかった。

 「えー、

 4人が造り酒屋の関係者に東大生殺し

かつ

人首酒を造った人間がいるらしいことを知ったにもかかわらず、

 この件を忘れ、

 カミサン伝説を信じることになったところで

話しを終えました。

 しかし、私の理論がわかりにくいので、

後日談を続けます。

 ジュウロウは内容よりも、

 そのテンポの良い文章と常識を越えた恐怖のため、

相変わらず、コメディー作家として売れ続けました。

 しかし、

 コワコワクエーの方は、

 カミサンを信じてから、

適度だった恐怖が過激になってきたため、

 ジュウロウのように一般人には常識を越えていて、

あまり怖くなかったので、

ホラー作家としての人気は急に下降してきました。

 また、

 コメディ作家としての資質は

玄人的には充分窺えたものの、

 素人受けするものではなかったので、

別名で出したコメディ作品も売れなかったのです。

 そうするうちに、

 コワコワクエーにはジュウロウへの嫉妬が生まれたのでした。

 自分が成功しているうちは感じなかったのですが、

 自分が売れなくなった瞬間、

 いつも楽しそうなジュウロウが憎くなってしまったのです。

 それだけならまだしも、

 コワコワクエーはジュウロウの才能が欲しくなってきたのです」

サヤはそこで一息ついた。

 「なんだよ。

 今になって後日談なんて、

 それもわざと遠回しに、

 ちんたらと、

 おかしいぞ」

 みはるは、

 たまおとふうたの合図に気づき、

 サヤにはっきり文句を言った。

 「僕たちのグループは、

 後日談を全員知ってるだすよ」

 たまおがさらに言う。

 「もういいから、

 さっきの続きで、

 何故、

 このカミサン伝説が真カミサン伝説なのか

わかりやすく教えてくれよ」

 ふうたが言うと、

 ケンタが

 「もうそっちの負けだろう。

 たまおとふうたをなめるから、

 そういうハメになるんだ。

 潔く負けを認めろよ」

 きついことを言う。

 「もうここまででいいんじゃないか」

 気楽な永久が言うと、

 キミカもネネも頷いた。

 


 サヤと賢明は、

 仲間からもそう言われてしまい、

互いに顔を見合わせた。

 「それに、

 実際は、

 コワコワクエーも、

 ジュウロウも実在して、

 どっちも死ぬまでずっと人気作家だったんだぞ」

 ふうたが言い、

 「それだけじゃないだすよ。

 コワコワクエーがスランプに陥って、

 嫉妬をしたなんてありえない話しを挿入して、

 後日談をごまかして話しを引き伸ばすなんて言うのは、

 はっきり言って、

 時間稼ぎしかありえないだすな」

 たまおがダメを押す。

 賢明とサヤが戸惑っていると、

 何か深い考えがあるのか、、

 ひさめが

 「私はもう辞退するから、

 決まったふうたくん、

 たまおくん、

 ケンタくん、

 みはるの4人の他の2人を、

 そちらの5人から、

 みはるに選んでもらうことにして、

 もう変な言い合いはここでやめたら」と

 もとめが驚くようなことを

ひさめが言いだした。

 「ひさめ、それでいいのかよ」

 みはるが驚いたように言うと、

 「その方法なら、

 賢明くんとサヤちゃん以外は納得するはずだから、

 3対2の多数決で決まりでしょう。

 それにみはるがいいと思う人選べばいいんだから、

 これで丸く治まるはずですよね。

 ねえ、もとめ先生」

 ひさめは妖しく笑った。


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