「サヤの信じる真カミサン伝説について2」
「俺も全然わからないよ」
「僕もだす」
ふうたとたまおも、
みはると同じことを言う。
さらに、
もとめが、
「私もサヤさんの理論はさっぱりだわ」
と
わざと両手をあげて、首を傾げる。
「キミカちゃん、ネネちゃん、永久、
わかるなら、説明してくれよ」
ケンタが打ち合わせどおり、
3人の方を見て言うと、
「私もわからない」
と
キミカが正直に言うと、
永久が頷き、
ネネが
「賢明くんわかりやすく説明してよ。
賢明くんは理解できたんでしょう」
と
味方なのに、
賢明を追いつめた。
追い込まれたのはサヤと賢明だった。
自分で理解していることを話して、
他人にわからないと言われることが、
一番困ることだからだ。
わからないと言ったのが、
一人か二人なら、
「バカじゃないか」
で片づけられるが、
二人以外の全員が理解していないようなので、
救いようがなかった。
「いいかな。
この話しがこういう構成で、
出来ているのは、
この話しこそがカミサン伝説の原典であり、
真カミサン伝説である
と
いうことを、
もっとわかりやすく説明してくれないか」
ふうたはダメを押すように言う。
「僕はだすな。
何で、後日談を省略したのか説明して欲しいだすよ。
僕は後日談が重要かと思っただす」
と
たまおが意地悪く追撃する。
「これじゃ、
コンクールでは勝てないな」
と
みはるがたまおたちとの打ち合わせどおり、
相手が詰まったら、
言えと言われていた言葉を吐いた。




