「サヤの信じる真カミサン伝説30「人首酒」編」
「サヤの信じる真カミサン伝説30「人首酒」編」
賢明はさらに話しを続けた。
「コワコワクエーが
「問題はこの事実をどう警察に知らせるかですよ」
と言うと、
「仮に今の話しをしても、証拠はまったくないからなあ。
人首酒の入った樽をみつけるしかないんじゃないか」
と
カイミヤマは言いました。
「うーん。そうだよなあ。
買った人間の瓶から恐らく、
首無し死体と同じDNAの何かが発見されているだろうからなあ。
それに、
瓶もおそらく、造り酒屋で使っているのと違うのだろうな」
と
ジュウロウは首を捻ったのでした。
「でも、何で、犯人は自分には何の特にもならないのに
人首酒を販売するなんてバカなことしたんでしょうかね?」
と
マスターも首を捻ったのでした。
「そうか、
たしかに、
犯人の得にはならないなあ」
と
カイミヤマも首を捻ったのでした」
賢明がそこまで話したとき、
突然、サヤが入ってきた。
「ごめんなさい。頭が痛くて」
サヤはそう言ったが、
顔が少し寝ぼけた顔だった。
「大丈夫?」
汗だくの賢明がわざとらしく訊くと、
「少し寝たら、頭痛が消えたの、私が代わるわ」
と
サヤが言うと、
「賢明くん汗だくでお疲れみたいだから
30分だけ休憩にしましょうか。
サヤさんも調子の悪そうな顔をしているわ、
話しはもう終わりそうだから、
話しが終わったら、
議論しましょう」
と
もとめは、
少しイヤミを込めてそう言うと、
賢明とサヤを除いた全員が頷いた。
時間は既に午後5時を過ぎていた。
もとめの狙いはサヤが来たので、
議論を短くすることだった。
(続く)




