表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/353

「23番目のカミサン伝説とミカエルの仮面4」

 「カタロウは生首を手に入れる方法を考えました。

 一つは誰かを殺害して、

首を切断することです。

 もう一つは、死んでいる人を見つけて、

首を切断して首だけ盗むことです。

 しかし、

 それは現実的なことではありません」

 ここでキミカの顔が急に暗くなったことを

生徒たち全員は見逃さなかった。

 「カタロウは考えました。

 自分を除く目撃証言は生首を持っていませんでした。

 だから、不気味な仮面に羽根をつけ、

ブーツを履いて

 「カミサン、カミサン、カミサン」

と言って、

 夜道を歩くことにしたのです。

 はっきり言って、

 嘘つきカタロウはおバカです。

 毎日午後11時くらいから午前2時くらいまで

夜道を歩き続けました。

 しかし、

 10日続けても、夜回りの警察官も最初だけカタロウの顔を確認しただけで、

2日目以降は警察官はおろか近所の住人もまったく相手にしません。

 ネットを検索してもそういうカキコミはありません。

 他方、

 猟奇的殺人事件もその間は起きなかったのです。

 カタロウは考えました。

 もしかしたら、このまま、毎日続ければ、

猟奇的殺人事件はもう起きないのではないかと、

 また、

 自分がみたあの不気味な人間は殺人鬼ではなく首を運んだだけではないかと。

 カタロウは近所の人間にバカにされながらもその行動を続けました。

 そして、

 ついには60日間も続けたのです。

 一方、猟奇的殺人事件はカタロウがその行動をはじめてからは

一度も起きなくなったのです。

 猟奇的殺人事件が起きなかった最長期間は41日ですから、

 カタロウが自分の行動のせいだと思いこむのも

あながち不自然ではありませんでした。

 そして、

 カタロウはその時点で

初めてその事実をネットで公表したのです。

 ただし、場所は公表しませんでした。」

 みはるはまた水を飲んだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ