表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

113/353

「賢明ノックダウン寸前」


 賢明は休憩時間終了後、

教室に行くと、

自分とサヤ以外はもう揃っていた。

 「やっぱり、

今日は棄権して明日までに立て直しかなあ」

 みはるが少し小馬鹿にしたように笑っていう。

 「何を!」

 賢明はいきなりムキになる。

 「図星だすな」

 「賢明らしくないな」

 たまおとふうたが笑っていう。

 「サヤちゃんどうしたの?」

 仲間のネネが訊く。

 「頭が痛いって」

 出鼻をくじからた賢明が言うが、

 誰も信用しない。

 しかも、

 仲間からの質問も予想外だった。

 「あれ、

 同じグループにもそういう大事なこと話さないの」

 みはるが追及する。

 「どうせ、私達はお飾りだからねえ」と

 ネネが少し不満そうに言う。

 「俺はいいけどさ、ネネちゃんとキミカちゃんには話さないと」

 永久まで賢明を責める。

 「先生、

 今日でサヤさんの話しは終わりのはずですから、

 サヤさんが仮病を使うなら、

 棄権扱いにしてしてください」 

 みはるがわざとらしく丁寧な言葉を使う。

 「そうだすな」

 「当然」

 「ずるはダメだぞ」

 キモ男三人衆が立て続けに責める。

 「たまおだって」

 賢明は責められて、

 うっかり言ってしまった。

 「うあー、認めたよ。

 たまおは仮病だろう」

 みはるが言うと、

 「そうだすよ。

話しが退屈だし知ってるから、寝てただす。

 最後の論争に備えて」

 たまおが正直に言うと、

 「あーあー」

 ネネがあきらめたような声を出す。

 「ひさめはどう思う」

 みはるの質問に、

 「サヤちゃんが、

 ダメなら、

 賢明くんか、

 同一グループの他の生徒が

代わりをするべきだと思います、

 私達もそうでしたから」

 言うと、

 賢明以外頷く。

 「賢明くんがんばってよ」

 キミカが気楽に言う。

 「そうよ。

 サヤと打ち合わせしてるから、

 全部わかってるんでしょう」

 ネネからも言われる。

 「賢明、決まったな」

 永久がダメを押した。

 賢明は、

 想定外の攻撃の連続にうろたえていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ