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「23番目のカミサン伝説とミカエルの仮面3」

 「相手にされなかったカタロウは、

ネットの巨大掲示板を通じてその不気味な人間の後姿だけの絵を公開したんです。

後姿の絵ですからもちろん仮面はわかりません。

だから、普通はその変な絵を見てもピンと来ないはずですが、

生首を持っていた点を除いて、

そういう変な格好をした人間を見たというカキコミがいくつもあったんです。

カタロウが絵を公開して、

いくつかカキコミがあったときにはもう29人の人が殺されていたんです。

世間には公開されてませんでしたが、

カミサン公園でまた13の変な仮面を被された首も発見されていたんです。

カタロウはまた相手にされないことを承知で、

警察に相談に行ったんです。

 しかし、やっぱり警察は相手にしてくれませんでした。

 そこで、カタロウは考えたのです。

 自分がその犯人に扮装して見ようと」

みはるはここでまた水を飲む。

 「オチがわかったわ」

 キミカがみはるが水を飲んでいる間に自信ありげに呟く。

 しかし、賢明もケンタも何故かにやりとした顔でキミカを見る。

 「キミカさん、紙に書いておいて後でそのオチを見せてよ」と

 みはるもにやりと笑ってみせる。

 「みんなでバカにして!今書くから、ちょっと休憩ね」

 キミカはむっとしたように勝手に席をはずして隅の方で何か書く。

周りの生徒は黙って待つ。

 「OKよ。もし、私のオチが当たってたら、

今回のコンクールあきらめてね」と

 キミカが挑戦的に言うと、

 「いいわよ。

その代わり、

オチがはずれたらキミカさんだけグループからはずれて、

この合宿のメイド代わりになってね」と

 みはるが言うと

 「ご主人様でいいのね。受けてたつわ」と

 キミカも負けてはいない。

 「みはるちゃんがんばれ」

 何故かたまおが喜ぶとキミカがたまおを睨む。

 「まあ、そこまで。みはるさん、話しを続けて」と

 もとめが仲裁に入る。

 「では、続けます。カタロウは不気味な仮面と羽根とブーツはすぐ用意できたのでした。

しかし、問題は生首です。

ショップに行ってもどれも明かに作り物とわかる粗末なものばかりで、

自分が見たのとは明らかに違うものしかありませんでした」

 ここまではキミカの予想どおりなのかキミカはにこにこしていた。

(続く)


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