「サヤの信じる真カミサン伝説15及び16「人首酒」編」
「3人は早速鑑賞を始めました。
そして、
カイミヤマの作品は、
素晴らしいものでした。
単純ですが、
非常に恐ろしい作品ばかりでした。
そして、
5つの作品を見た後に、
カイミヤマは笑って、
「コワコワクエー先生の作品から
連想した作品も試作してみました」
と言って、
かけてあったシートを取りました。
すると、3人は大笑いしました。
「これは、滑稽だ」
「さすが、カイミヤマ先生」
「私の作品からここまで滑稽に
表現していてだけるなんて、
先生は天才です」
「そんなあ」
カイミヤマはまんざらでもない感じで笑いました。
こうして、4人は意気投合し、
タクシーで、マスターのバーまで行き、
飲み明かしました。
盛り上がってる中、
カイミヤマは
「そう言えば、カミサン伝説ご存じですか?
先生方の作品を微妙にパクッてますよ」
と
マスターと同じことを言ったので、
マスターが
「気があいますね。
先生と同じことを、
先日、私がお話したばかりです。
でも、
お二人ともパクるならパクれ
と喜んでいらしてるんですよ。
大物ですね」
と言うと、
カイミヤマも
「ああ、そうなんですか。
マスターに先を越されてしまいましたな」
と笑って言った後、
「でも、
カミサン伝説って都市伝説みたいなんでしょう」
と言い足したのです。
「そうらしいですが、
結構偉い学者が夢中になって
研究してるらしいですよ」
と
マスターが言うと、
「へえー、今度読んでみようかな」
と
ジュウロウも初めて興味を示したように
話したのです。
「じゃあ、
次の集まりはそれを酒の肴にしましょうか」
と
コワコワクエーが言ったのでした」
「やっとカミサン伝説かあ」
と
みはるがアクビをしながら呟くが、
サヤはみはるを無視して話しをする。
「4人は1週間後、例のバーに集まりました。
「カミサン伝説のHP読みましたよ」
と
まず、コワコワクエーが言うと、
「俺も」
と
ジュウロウはそれだけ言いました。
「微妙にパクられていますが、
別物ですね」
コワコワクエーが言うと、
「コワコワクエー先生と同意見だな」
と
ジュウロウも同じ感想を漏らしました。
「そうですか。
で、例のHPの作成者の狙いなんだと思います」
と
カイミヤマが言うと、
「うーん?
広告もないし、
単に趣味じゃないのかなあ、
でも、
書いてるのは一人じゃないねえ」
「ジュウロウ先生のおっしゃるとおり、
伝説を書いたのは複数いるね。
よく似た文章構成だが、
微妙に言い回しや、
句読点の使い方にクセがある。
でも、
彼らには狙いがあるんじゃないかと思いますよ」
と
コワコワクエーは自分の意見を言いました。
「どんな?」
ジュウロウが訊くと、
「金儲けじゃないですか?」
と
マスターが答えました。
「ご存じですか?
カミサン伝説が広まってから、
変な像が結構売れたらしいですよ。
でも、
限定品とかにして
売り逃げする会社が多いとか。
ですが、
不思議なことに、
まだ、
詐欺で捕まった業者はいないらしいですよ」
「なるほど、
HP自体が巧妙な宣伝なんですな」
と
カイミヤマが、
マスターの説が
あたかも正しいかのように言うと、
「そういう説もあるかと思いますが、
私には彼らはそこまで考えているか疑問ですなあ」
と
ジュウロウが反対の意見を述べる。
「この辺がカミサン伝説の怖さですかねえ。
珍しくジュウロウ先生と、
私、
マスター、
カイミヤマ先生の意見が
別れてしまったからねえ。
このまま真面目にやっちゃう
と議論になるかもしれないなあ」
と
コワコワクエーが笑って言ったのでした。
「たしかに、
俺も少し真面目に考え過ぎたかな」
と
ジュウロウが照れ笑いしたのでした。
「ちょっと、
うさんくさいが、
本当に一つくらいは本当の話がありそうなので、
結構、人気なんでしょうなあ。
暇な学者が興味を持つはずです」
と言って、
カイミヤマが
某教授の
「真カミサン伝説はこれだ」
という本を3人に見せる。
「ほー、本まで出てるのですか」
「これは真面目な本ですが、
レンタルビデオ屋を覗いてご覧ください。
カミサン伝説のDVDのコーナーまで、
出来てますよ」
と
カイミヤマは言ったのです」




