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Program Miss WORLD   作者: SAN値直葬
5/9

難攻不落のイメージ (前編)

ちょっと投稿が遅れてしまったかも

町中


町中ではウラとタヌキの攻防戦が繰り広げられていた

タヌキ:「とっととあんたらぶった切ってお嬢を連れ帰らないといけねぇんすよ いい加減負けてくれません?」

鋭く空を切る刀を警戒しながらウラは少女を見る 何処か見覚えのあるような、無いようなそんな雰囲気を感じるのだ

サッと横から振りかぶられた刀を避ける

タヌキ:(今の避けるのかよ 今絶対余所見してたよな!?)

ウラ:「一端落ち着かない?息上がってるよ」

避けた勢いでブロック塀の上に立ったウラは面倒くさそうにタヌキに言う

タヌキ:「嫌だねぇ、あんたはなんかしゃくに障る」

そう言うとタヌキの周りに濃い霧が現れ始める

??:「気を付けて、あいつ能力を使う気よ。と言うかタヌキ!あんたprogram使うんじゃないわよ!」

タヌキ:「お嬢少しは黙っとくとか出来ねぇんですか!?」

アサ:「いや、元はと言えばあんたのせいじゃ」

IA:「p(`Д´)q」

タヌキ:「こいつをやったら次はそこの二人だからな!?」

タヌキはウラの方へ体を向け居合いの構えをとる 霧は体を包み込みタヌキは姿を消す

タヌキ:(もらった!)

霧の中から出てきたタヌキは一直線にウラの背に刀を下ろす 

ウラ:「交渉決裂」

ウラがそう言うとタヌキは地面にたたきつけられる

タヌキ:「……はっ?」

タヌキは訳も分からずその場で動けないでいる そんなタヌキにウラは容赦なくかかと落としを入れタヌキは気を失った

??:「やりましたわ!」

少女はうれしそうにぴょんっぴょんっとジャンプをしてウラに抱きつく

ウラ:「…誰」

すると少女はハッとしたように離れて改めてと言った様子で自己紹介をする

??:「申し遅れましたわ 私O1(オーワン)財閥会長【ローウェン・ローズウェル】の娘にしてprogram権限の保持者 ローズマリー・ローズウェルですわ!親しみを込めてローズと呼んでくださいまし」

三人「…?」

三人は何が何だか分からないと言う顔をして顔を見合わせた

ローズ:「嘘でしょう!?」

アサ:「取りあえず、何で嬢ちゃんは」

ローズ:「ローズですわ!」

アサ:「分かった分かった、ローズは何でわざわざこんなとこまで来たんだ?」

そう聞かれるとローズは自信気にウラを指さしていった

ローズ:「その子を探していたのよ!」

アサ:「嬢ちゃんを?」

IA:「(ΦωΦ)?」

ウラ:「何で?」

ローズはウラの手をつかみ言う

ローズ「だってこの子は運命の人だもの!」

ウラ:「??」

アサ:「(;゜д゜)」

IA:「(;゜д゜)」

タヌキ:「ハァァァァ!?」

ローズ:「あっ起きてる」

四人は理解できず硬直する

アサ:「ちょっとまってくれ、いったいどういう事だ?話がまったく読めないんだが」

IA:「(・_・;)?」

ローズ:「少し訂正しますわ 私はこの子をずっと探していましたの」

ウラ:「私あなたのこと知らないけど」

ウラは目を覚ましたタヌキを押さえつけながら不思議そうに聞く。するとローズは自分の左目を指差して話を続ける

ローズ:「私、こう見えて未来が見えるのよ普段は数秒後の未来しか見えないんだけどね 数週間前、この眼に映ったもの 焼け野原になっている街と四匹の獣、四人の巨人そしてその足下に立つ四人の人影。一目で良くない未来を観たのだと判ったのよ」

その話を聞いていた三人はまだ疑問が振り払えない様子である

アサ:「いろいろと信じられねぇな嬢ちゃんそもそも俺らが使うこれはイメージの具現化のはずだ 未来はイメージじゃぁ確定はしないこの能力じゃぁ未来予知なんて無理だ」

ローズ:「あら、私(未来予知)なんて一言も言ってませんわよ?」

アサ:「じゃあ何だってんだよ」

タヌキ:「お嬢は【program】の権限持ちなんだよ」

押さえつけられていたタヌキが話に割って入るように言う

ウラ:「すてい」

ウラは再度タヌキにかかと落としを入れる

ドスッという音と共にタヌキは再び気絶する

アサ:「おい嬢ちゃんそこの奴の話はマジなのか?」

ローズ:「ええ、間違いないわ」

ローズはサラッと打ち明けるがウラIAはさっぱり判らない様子である

ウラ:「権限ってなに」

IA:「(´ー`)?」

アサは少し動揺しながらも落ち着いた様子で説明する

アサ:「まず俺らが使うイメージを具現化するこの力は数百年だか前に出来た一つの機械から始まった そこから次第にその具現化の力は俺らの血に刻まれて当たり前に使える様になったここまではわかるな?」

二人はうなずく

アサ:「この力は過去に暴走した力でもある 実際今でもイメージをコントロール出来ねぇ奴もいるのがその証拠だな だが過去の奴はこんなのがかわいく思えるほどの奴がわんさか居たそうだ そんな化け物が山ほどいる中この力の制御権限、まぁ簡単に言うと他の奴が持たない特別な力を持つ奴が現れたんだ

その特別な力が権限だ」

一通り説明が終わりアサはローズの方に振り返る

アサ:「だが権限の中にも未来を観ることが出来る物なんてねぇぞ」

ローズ:「私の未来視はあくまでそれの応用ですわ」

アサ:「? じゃぁいったい…」

アサがそう言いかけたとき遠くから誰かが走ってくる。それももの凄い勢いで

チュウ:「おーい!ウラー!」

そこにはチュウの様子があった

ウラ:「!? どうしたのその傷!」

ウラは慌てチュウに駆け寄る

チュウ:「俺の事はいい。それよりはやばいのが向かってくるぞ!早く街から離れた方がいい」

その話を聞いてローズは焦る

ローズ:「思ったよりも早かったわね タヌキいつまで寝てるの!起きなさい!」

ローズはタヌキに蹴りを入れタヌキを起こす

タヌキ:「お嬢、俺の扱いひどくないっすか?」

ローズは呆れたようにタヌキを見て言う

ローズ:「そんなことよりやばいのがこっちに向かってるわよ お父様に連絡して」

タヌキ:「今やってますよ」

タヌキは既に何処かと連絡を取っている

すると遠くから爆音が響き始めた

ウラ:「!?」

ウラは近くの家の屋根の上に飛び遠くを見るそこには山と見間違えるような巨大な何かに火花の様な明かりといくつもの爆発音が重なる光景が目に映る 

だがその巨大な何かは足を止めることなく着々とこちらに向かっている




後半もお楽しみに(ΦωΦ)

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