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Program Miss WORLD   作者: SAN値直葬
4/9

逃げ回るお嬢様 狐みたいな用心棒 動く要塞

今回も頑張ったので楽しんでください(o゜▽゜)o

ダストタウン 危険地帯


暗く静まりかえった夜の街の中、一人の男が歩いている。

タヌキ:(まったく何処に行ったんだろ、お嬢になんかあったら殺されちまう)

そんなことを思いながらタヌキは危険地帯を歩いている

ふと、崩れた建物と瓦礫の中に動く巨大な陰があった

タヌキ:(何だあれ、馬鹿でけぇバグか!?こんなのがいるのに何で対処しねぇんだデバッカーのやつらは!?)

そこには瓦礫の山に埋もれて眠ったように動かない亀のような見た目にいくつもの大砲のついた要塞のような巨大なバグがいた。

タヌキ:(お嬢見つけてさっさとこんな場所からおさらばだ)

タヌキはバグに気づかれないように急いでその場を後にする



ウラの寝床


??:(ウラー!早くーおいてくよー?)

ウラ:(まって、はやいよ おいてかないで)

ウラは目の前の少女を追いかける しかし追いつけないまま地面に沈んでいく

ウラ:(暗い 何処だろうここ なにしてたっけ あの人…ダレだっケ…)

目が覚める ウラは飛び起きて周りを見回す

周りはいつもと変わらない壊れた壁や家具割れた窓から日の光が差し込んでおり昨晩放り投げたものが散らばっている。昨日の二人はどうしているかと1階に降りていく

二人は既に起きて何やら話をしているようだ

ウラ:「おはよう」

昨日の二人組はこちらに気づいて挨拶を返す

アサ:「おはよう嬢ちゃん」

IA:「(。・∀・。)ノ」

ウラはその言葉に何処か懐かしさと安心感を感じたしかしそれがなにかは分からなかった。 ずっと前の思い出せないなにか

アサ:「今日はどうするんだ?嬢ちゃん」

ウラ:「ゴミ山に行って生活に必要なものを探す」

アサ:「分かった、すぐ準備する」

IA:「(o゜▽゜)o」

二人はあたふたしながら自分達のカバンに荷物を詰める

ウラ:「昨日、あんなに怖がってたのに」

ウラは不思議そうに二人を見ながら言った

するとアサはウラを見て思い返したように苦笑いした

アサ:「いやぁだって昨日の嬢ちゃん見たらねぇ」

IA:「(・_・;)」

アサ:「それに、嬢ちゃんが安全だって言ってたし大丈夫でしょ?」

IA:「(ゝω・)」

二人はこちらを見ながら得意げにウラに言って意気揚々と玄関から出ようとする

ウラ:「比較的安全ってだけであぶないのは変わらないよ?」

ウラは悪気なく二人に言い放つ

二人の顔色が一気に悪くなる

アサ:「何で出かける前にそんな恐ろしいこと言うんだよ嬢ちゃん」

IA:「(*^^)」

ウラ:「昨日言ったよ?」

アサ:「そう言う問題じゃねぇ!」

IA:「p(`Д´)q」

そんな声が朝の寝床に響くのだった



町中

アサ:「そろそろ着きそうだな、おいIAそのリンゴ何処で見つけた?」

アサはIAの手にあるまだ食べられそうな紅いリンゴに目をつける

IA:「σ(^_^)」

IAはウラを指さしたあとに勢いよくリンゴを頬張った

アサ:「嬢ちゃんから貰ったのか!?いまんとこ迷惑かけてばかりの居候の俺たちが何で嬢ちゃんから食料貰ってるんだよ!」

二人の話を聞いたウラが振り返る

ウラ:「別に気にしなくていいよ」

アサ:「こいつをあまり甘やかさんでやってくれよ嬢ちゃんそれに役に立ってないのに何か貰うのは罪悪感スゴいからさぁ」

IA:「(..;)」

ウラ:「まぁこれから行くところでその分働いて貰うから全然いいよ」

アサ:「でもねぇ」

そんなことを話していると目の前にこの街には似つかわしくない綺麗な服装をした少女が立っていた。年齢的にウラと同じくらいの年頃だろうか。

アサ:「あの子誰だろ、嬢ちゃんの知り合い?」

ウラ:「いや知らない」

すると少女はウラ達を見るなりもの凄い勢いでこちらに近づいてくる。その奥からまたもや見慣れない服装の男が走ってくる

??:「やっと見つけたわ!!」

タヌキ:「やっと見つけましたよお嬢!!」

何が何だか分からない三人。

ふと腰に携えていた刀を抜きこちらに迫る男

ウラはそれを見て懐からナイフを取り出す。

お互いに刃が交え火花が散り距離をとる

タヌキ:「誰っすかあんた、これ止められると思ってなかったっすわ」

ウラ:「そっちこそ、急に刃を向けてきてだれだはないと思う」

お互いににらみ合ったまま動かない

??:「タヌキまだ諦めてなかったの、しつこいと嫌われるわよ」

タヌキ:「あんた連れて帰らんと怒られるのこっちなんだってばぁ!いいから帰りますよお嬢!」

ウラは訳が分からないまま動けないでいるそんな中少女はウラによってくる

??:「やっと見つけたのに大人しく帰るもんですか!」

そう言いながらウラに抱きつく

ウラ:「!?」

何が何だか分からずすぐさま少女の腕の中から抜け出して刃を向ける

アサ:「待った待った、そもそもあんたら誰だよ急に見つけただの何だの言ってきたり刀で斬りかかってきたりいったい何様のつもりだ?」

アサはなんとかこの場を納めようと話しかける

??:「詳しいことはあと!はやくそこのロリコン追い払ってそこのおっさん!」

アサ:「おっさんて」

タヌキ:「お嬢後でお話があります それはそうと邪魔をすると切りますが」

するとタヌキの背後には霧のイメージが浮かび上がる

ウラ:「下がって三人とも」

ウラはナイフを構える

そしてお互いは重い一歩目を踏み込み一断ち目を入れる その刃はお互いに空を切った

ウラ:(避けられた、マズいかも)

タヌキ:(避けられるのかよ!身体能力どうなってやがる)

ウラ・タヌキ:(長くなりそうだなぁ)

そしてまた刃を交えるのだった



巨大バグの寝床



巨大なバグが眠っている廃墟に一人の男が近づいてくる

深く沈んだ穴の中で寝ているそれを起こさないようにその場にしゃがむ男

チュウ:(何だぁこいつはまだこんな馬鹿でけぇバグが残ってたのか、マズいなこいつそろそろ起きるかもしれん)

チュウはその場をはなれようとそっと立ち上がろうとすると後ろから声が聞こえてくる

??:「おいそこの男!!こちらを向け」

その声の方向へゆっくりと体を向ける

そこには特徴的な白いスーツと上着を羽織った男がいた デバッカーに見つかったようだ

チュウ:「ちょっと静にしてくれ」

そう言って穴の底を指さす しかし聞こうとしないデバッカー

デバッカー:「何をしようとしているのか知らんが下手なことしてみろただじゃすまんぞ」

チュウ:「お前こそ、今静かにしとかねぇとどうなるか分からんぞ」

デバッカーは小バカにしたように鼻で笑った

するとゴゴゴと音を立て揺れる地面

デバッカー:「おい!何をした!」

チュウ:「だから静かにしろと…」

デバッカー:「うるさい!何をしたか言え!」

とどまることを知らず大声で怒鳴るデバッカーするとチュウの後ろから禍々しい圧とともに何かが顔を出す

チュウ:(だから言ったのによぉぉ)

チュウは声を出せずにいた 後ろにいる何かは頭上まで来てじっとその場にいる二人を見ている。

デバッカー:「あ、ぁぁぁああぁあっぁあぁ」

デバッカーは気でも振れたかのようにぐちゃぐちゃの何かを投げつける

それはもはや元が何かも分からないイメージの塊だった

絶望と恐怖と涙と後悔でぐしゃぐしゃになった顔はまさしくその投げつけたものに当てはまるだろう

そしてなりふり構わず一目散に逃げるデバッカー

そんなデバッカーに気をとられている何かは逃げているデバッカーに向かって数千、数万の何かを放つ 当然避けられるはずもなくデバッカーは串刺しになったどうやら矢の様だ

慈悲のないその攻撃と威圧感はもはや難攻不落の要塞そのものであった

だが幸か不幸かそれはチュウには気づいておらず何処かを見つめながらその方向へゆっくりと一歩ずつ地響きをならしながら歩いて行く

チュウ:「なんだあの化け物 勝てる気がしねぇ」

もはや動く要塞と変わりないバグはただ一点を目指して歩いている

その先には一人の少女の姿があるのだった

結構頑張った(ΦωΦ)

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