楽しみにしていること
『魔術師の杖』が7巻まで出せてシリーズとしても安定し、完結まで視野に入ってきた。もちろんまだ分からないけど。
6巻まで出せた時に、ホッとしたと同時に寂しくなった。
(このまま完結したら、絵にならないで終わるキャラクターもいるんだろうな……)
たとえコミカライズされたとしても、キャラクター全員に絵がつく訳じゃない。
とある有名作家さんも「アニメ化されて初めてデザインされたキャラクターもいる」と書いてたし。
衣装にしたって小物ひとつにしたって、文章だけで何もない所から描き起こすのは大変だろう。
小説の登場人物だって数を減らして書いている。
本来なら錬金術師ひとりに助手が何人かいないとおかしいが、それだとゴチャゴチャするから助手の役目はソラに集約した。
そのまま7巻の準備をしていて、ふと思いついた。
(そうだ、7巻では新しくソラのキャラデザをしてもらおう!)
イラストを描き起こしてもらう場面は事前に読者さんへのアンケートで決めたから、ソラの登場はサプライズだ。
そう考えるとワクワクした。
そのあと短編集も作れることになったから、また新しいキャラデザが見られるかもしれない。
すでに読者さんから色々な意見が寄せられているし、楽しみにしている。
すると6巻の時に感じた寂しさはだいぶやわらいだ。
問題は表紙、挿絵合わせて3枚の絵を描いてもらうのに、私は文章を17〜20万字くらい用意しないといけない。
もちろんベースとして使える文章はなろうにあるけれど、書籍ならではのエピソードも書きたいし。
さすがに締め切りまではたっぷりと時間をもらった。