なろう生活、たったひとつの後悔
なろう生活を楽しんでいますが、たったひとつだけ後悔があります。
前回、「読み専だった時は作家さんと交流を持とうとは思わなかった」と書きました。
今も人見知りですが、わりと積極的に話しかけています。
それにはひとつ、後悔がありまして。
私と同じ年にデビューした作家さんがいました。
デビューは私が先でしたが、その方のほうがなろう歴は長く、元々好きな作家さんでしたから、書籍化が嬉しくて見守っていました。
話しかけるなど恐れ多くて(読者心理)、ホント見守るだけで。
同じ時期に新刊が発売されて、Amazonのランキングで近くに並んだら、記念にスクショ撮って自分の宝物にしました。
「いつか何かの折に話しかけられたらいいなぁ」とのん気に考えていました。
書籍も順調なようで、なろうでの執筆も活発にされていて、新しいお話を読むのが楽しみでした。
ところがデビューして1年もたたないうちに、その方は急逝されたのです。続巻も決まって、これから……という時に。
そのひと月前に私もぶっ倒れて救急車で運ばれたので、訃報に接した時は他人事とは思えませんでした。
(私の場合はたいしたことはなく、点滴受けてその日に帰宅しました。それ以降は気をつけてます)
やっぱり本が出版される時は、誰でも張り切りますし、体には想像以上に負荷がかかります。
本を作っている最中の大変な時より、発売直後のホッとする時期のほうが要注意なのです。
何か伝えられることがあったんじゃないか。
作業の大変さを分かっているからこそ、気遣えることがあったんじゃないか。
たとえ話しかけていたとしても、何もできなかったかもしれないけれど。
(あぁ、でも……『大好きです』ってちゃんと自分の言葉で伝えればよかったなぁ)
その作家さんに一度も話しかけなかったことを後悔しました。
その反省もあって、今はむしろグイグイ行ってます。
想いを伝えるために言葉はある。だからどんどん言葉にしていこう。
あとは……物語を完結させる責任というものも強く感じて、体調管理にはより気を使うようになりました。





