長編作品を出版する覚悟
なろうでも長編は不遇ですが、出版社からも敬遠されます。同じ手間をかけるなら新刊バンバン出した方がいいんです。
だから多くのラノベ作家さんは、読者の好みをリサーチし流行も取り入れ、何かが当たればそれに寄せたりして、どんどん新しい話を書きます。
それに対して長編作品の作家さんは、私も含めてマイペースです。好きなようにコツコツ書いていくのが好きです。
ほっときゃ書く。止めても書く。
それが長編作品の作家さんです。
ある意味出版社にしてみれば、原稿がひとりでに出来上がっていくわけですが。
12話の『続き物のつらさと面白さ』でも触れましたが、本は1巻が一番売れ、必ず続きを読んでもらえるとは限りません。
次巻がそれ以上に売れることはなく、何もしなければ巻数を重ねるごとにどんどん部数は減ります。
ベストセラーとはならずとも、次巻が出せる程度に最新刊を売る。
…………。
超絶、大変なんですよっ!!!(声を大)
かける手間同じなら、新刊の方がいいかもしれない。新しくアイディアをひねり出すのも大変だと思いますが。
まぁ、でも長編は『書いた者にしかわからない楽しさがある』のです。
なのでそれほど稼げません!
「完結まで長編をきちっと書き上げる」、それを優先したのです。
そんな訳で私は本業もがっつり頑張ってます。
研修受けて勉強会参加して資格とって……めっちゃ働いてます。
趣味と割り切ることで、好きな作品を好きなように書く権利を手に入れています。(たまに働きすぎて寝込みます)
長編作品を最後まで、商業作品として刊行し続けるには覚悟がいります。
それはWEBサイトでマイペースに、コツコツ連載を続けるのとはまた違います。
小説の宣伝……私の体感では「最新話の更新」が一番宣伝になります。
最新話が読める、それが読者さんにとっては何よりの喜びです。その話が魅力的ならなおさら。
で、書籍はそれを超える驚きと感動を用意しますよ……ええ、必ず!(血反吐





