書籍化作業でしていること③
ページ数が確定し目次や後書き、人物紹介などもつき、本の体裁が整ってきました。
いよいよラノベの醍醐味、イラストレーターさんの絵がつきます。
書籍化作業で目もショボショボ、同じ原稿を読みすぎて「これ、ホントに面白い……?」とすっかり自信喪失、精神的にもヤバい状況でコレは本当に癒されます。
ラフの段階からもうすごい!
「うえぇ……書いててよかった(T.T)」
イラストレーターさんの絵は、書籍化作業で疲れ切った、作者の心を救うのです。
もちろん喜んでいる場合ではなく、最後の校了前チェックが待っています。ここまで来てもミスがまだ見つかります。ひぃ。見つけただけ良しとしましょう、なろうもコソッと直します。
あとは書籍ページに載せるあらすじ、著者からのひとこと、本に載せる著者プロフィールなども用意します。
バタバタしている間に表紙ができあがり、テンションがぶちあがります。編集長やADの方とキャッキャウフフして喜びます。
「過去イチあざやか!」
「すごいです、本当にありがとうございます!」
ヨカッタネ(T.T)人(T.T)アリガトウゴザイマス
このテンションのまま、なろうの活動報告に載せる書籍情報や、書影紹介を書き上げます。
書籍ページが公開されたら、リンクがちゃんと貼られているか自分で確認します。(たまーに違うことがある。人間だからね)
販売サイトに登録したら出版社の仕事は終わりで、作者も次の原稿の準備やなろうの連載にかかります。
本が発売された直後がいちばんヒマで、何の憂いもなく楽しくなろうの連載ができます。
ひとりで黙々とやる書籍化作業より、なろうで書く方がずーっと楽しいです。
まだ何の手も入っていない原稿が、重くないのもうれしい。サクサク書ける。
このままなろうのすみっこで、コツコツ書いていたい。
この時期は「私の邪魔をするな!」ぐらいの勢いで書いているので、出版社さんもほっといてくれます。
まぁ、2年半でこれを7回くり返した訳です。最初の1年はまったく休めませんでしたね。
体調を崩したりもしましたが、体を壊すほどではなかったので良かったです。
今もこうして書けていますから。