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夢となれ 1
貴方がいない日々に、慣れてきた今日この頃
白い雪に誓ったから
もう会わない
春が来ても、違う季節を選び
太陽が無くてもスムーズで
クリアーな記憶は健全極まる
そんな私がいい
毒を煽る勇気は貴方にはない
自己顕示欲の独りよがりは、暗い隅っこだからこそ美しい
それを知らない貴方の価値感は不細工で
それでも日陰に花を咲かせて、糧とする貴方は浅ましい
仇花が麗しく泣いている
荒むが燃える
望みは訳ありで、お釣りが私に跳ね上がる
この愛が溢れても不意味な愛おしさで
貴方のメッキが、ギラギラと喚き散らしてハゲ落ちる
貴方は金粉と踊ってばかりだ
類友は甘い香りにむせ返り
溺れる望みに抗えず、誰もが見えぬを突き通し
ご相伴に揺れ動く
輝きは他力本願で
当たり前は存在せず
己が種に人を食い散らかし
はずは無く、恥もなく
けれどは過去で
ですからで今を生き、夢を語る
果ては焦土で芽生えず
真髄から毎度あとずさって
仇花を咲き誇らせ
望みのままに打ち捨てる
育った果実の逆夢は叶うはずもなく
上滑りの泥を飲むような
踏まれて、散るような
そんな愛はいらない