プロローグ
俺の名前は穿界 亮、オタク趣味を持つ普通の高校生です。父親と母親、後姉と一緒に生活している。ちなみに姉の名前は穿界 明、オタク趣味を持つ普通の高校生より、少しレベルが高い、普通の大学生である。
鍋の中の具を炒めながら、後のデートを期待しつつ、大声をだす。
「姉ちゃん、晩御飯出来たよ、ささとおりてこい。」
返事はなかった、仕方なくもいちど。
「こないと全部食べちゃうよ。」
「はい~はい~今行くから、残しといて」
声とともに、バタバタするおとが廊下に響く。俺はその間盛り付けをする。
少しあと、短髪のだらしない女性がリビングに現れた。その姿を見るとなんとなくツッコミしたいのは兄弟だからのか、それとも同じオタクからなのかはわからないが、とりあえず口に出る。
「夏休みとは言え、毎日部屋に引きこもって、乙女ゲーやりすぎじゃないの」
「あんたに言われたくないね。あんたも毎日部屋でギャルゲーやりまくってるじゃない」
いつも通りすぐ言葉が返してくる。
「それは違う、私はこれからの人生のため、シミュレーショントレーニングを毎日やってるのだ、それはとても大変な肉体労働だぞ、ほら、制服も毎日欠かさずきちんと着ておる」
そう、毎日男の色気に溺れているダメな大人になる手前の姉と違って、私はこれからのバラ色の高校生活のため、自身を磨いている。だから自信を持って言える。
「むしろ褒めてやるべきだ!」
こんな素敵な俺をあほみたいに見つめながら、食卓に座って、姉はなんか虚しい目で呟い始めた。
「ああ~そんな時期私もありましたな」
「ほら、そうでしょう」
「でも流石にあんたみたいに毎日制服を着てやってないわ」
「だかろこそ、ねんちゃんは今でも彼氏ができないのよ」
あ、なんかプチとおとが聞こえる、錯覚だろ
「ほ~じゃこれから自分でギャルゲー買ってこい、素敵で立派な弟よ」
「ごめんなさい、すみません、調子乗りました、もうやりませんか、ギャルゲーまたお願いします」
先のぷちは錯覚じゃないみたいのようだな。
「正直言って、今のあんた、かなりキモイ、私が高校生なら、絶対引くわ」
「それ嫉妬だよ嫉妬」
「うん~なっか言った」
「いえいえ、なにもいっておりません」
「そもそも、制服はともかく、今日のあんた、ワックスもついてたじゃない」
「これからデートだから、身だしなみはきちんとしないと、女の子に嫌われるよ」
「二次元の女の子に嫌われるね~やっぱキモイわ」
姉は食事を進めながら、スープを一口、はしを俺に向かい話を進める
「デートで事は、これからHシーンなの、音漏らすなよ、近所に変な噂立ったら、お父さんにあんたがエロゲーやることをばらすよ」
「姉ちゃん、何考えてるの、姉ちゃんみたいに毎日乙女ゲーで発情しないよ、全年齢の健康かつ健全なギャルゲーをやってるよ」
「なにそれ、じゃ前頼まれたなんか村の…」
「ストップストップ、私が間違いました」
「亮君、そもそもギャルゲーの基本数が多いから、むしろあんたみたいな高校生こそ、毎日エロゲーで発情してない」
「うぐぐ…」
何とも返事しずらい、でもここで負けを認めるのも俺の性に合わない。
「なんなら、今ねんちゃんが何遊んでるの、これほど言って、自分がこっそりエロいゲームはやってないよね、なぁなぁ~そうでしょう」
勝った!これこそとも倒れのわざ、男の俺より、女である姉が羞恥心が高い、例えやっていたとしても、認めるはずがない、でも噓を付いたら、この後誤魔化すため、強く論争しに来くることもできない。
つまり、俺がこの勝負において、もう負けることはないのだ。
だが、今日運が俺の見方にしていないらしい
「ええ、もちろん、あんたみたい毎日発情するガキと違って、そんな欲望の塊みたいなものやってないわよ」
なんだと!姉ちゃんの顔色を見てわかる、噓していない、もしねいちゃんが嘘を付いたら、目を下に向いたり、髪をいじったり、そんな行いをする、だが今、それらの仕草はなにもいない。
どうする、今日は負けを認めるしかないのか
否!断じて 否!
考えてろ、考えてろ、俺、勝つ方法は必ずあるはずだ。
「じゃぁさ、晩御飯のあと、部屋に行って、確かめてもらおうか」
「ええ、いいわよ、正しい、一つ条件がある。」
はは、やぱっりそう簡単に入ってもらいえないよな、絶対言ったような清らかなゲームをやっていない。今日俺が暴いてやる、その隠して続いていた仮面を!
「いいよ、言ってご覧」
「もし私がそういうやらしいゲームをやっていないとしたっら、今晩一晩付き合ってくれ」
驚くあまり、俺は叫びの絵のような顔をしたかもしれない
「姉ちゃん、もうゲームの男はもはや満足出来ず、いよいよ弟に手を出すのか。
だが、断わる!この…」
「はい、ストップ、言いたいセリフを言おうとする気持ちはわかるけど、言わせないよ。」
「それでも断わる!姉ちゃんはだらしないし、色気もないし、毎日乙女ゲーやってるし、正直相当キモイ。すみません、やっぱ無理です。」
やった!みたか、この連撃、一矢報いたぞ
「違うよ!何勝手に話を進めるのよあんた、やっぱあほなの」
「じゃぁなに、一晩付き合てって」
「一晩乙女ゲーを一緒にやるで意味よ、これであんたのその発情猿頭も乙女ゲーの素晴らしいさを理解するはずよ、これからは有色眼鏡で乙女ゲーをみるな、お前のロッカーの裏にあるギャルゲーより、よっぽどいいものをわからせてやる」
「姉よ、この世は兄と一緒にギャルゲーをやる妹がいるかもしれないが、貴様は自分と一緒に乙女ゲーをやる弟が欲しいと言うのか!」
「なんかしら?怖いかしら」
ねんちゃんも話し方すでに少し芝居がかかてる、もはや後道がないともいえるだろう。
「その話、乗ってやる、姉さん」
「そう、じゃ早速食事を済ませよ、今日父さんと母さんは帰れないから、時間はたっぷりあるが、無駄使いは感心しないからな」
この後、ささと晩御飯を終わらせた、片付けとかが終わり、姉の部屋に辿り着くのは8時過ぎた頃、その前にもうすでに姉さんがやっていたのはエロいゲームじゃないことを確かめた、これからの一夜は負けた俺の罰ゲームタイムに変更した。
ワックスを付けて、デート(二次元だけと)をすっぽかしてし、姉の部屋で姉さんと一緒に乙女ゲーをやる男子高校生で、なんたる虚しさだろう。
姉と一緒に徹夜してその【ワンダフルマジック】と言うゲームを一周目クリアしたのはもう朝6前少し、姉は俺のゲーム期間中お風呂を済ませたので、クリアした後直ぐに寝落ち、爆睡。
俺はその後シャワーを浴びて、いよいよ6時半ぐらいでベットについた、疲れた。
「本当、なにやってるだろうな俺」
その言葉と一緒に、俺の意識は暗闇に沈んだ、これからのでたらめな人生が来るとも知らず、深い深淵に落ちるように熟睡におちた。
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