表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

プロローグ

 俺の名前は穿界 亮、オタク趣味を持つ普通の高校生です。父親と母親、後姉と一緒に生活している。ちなみに姉の名前は穿界 明、オタク趣味を持つ普通の高校生より、少しレベルが高い、普通の大学生である。


 鍋の中の具を炒めながら、後のデートを期待しつつ、大声をだす。


 「姉ちゃん、晩御飯出来たよ、ささとおりてこい。」


  返事はなかった、仕方なくもいちど。


 「こないと全部食べちゃうよ。」


 「はい~はい~今行くから、残しといて」

 声とともに、バタバタするおとが廊下に響く。俺はその間盛り付けをする。


 少しあと、短髪のだらしない女性がリビングに現れた。その姿を見るとなんとなくツッコミしたいのは兄弟だからのか、それとも同じオタクからなのかはわからないが、とりあえず口に出る。


 「夏休みとは言え、毎日部屋に引きこもって、乙女ゲーやりすぎじゃないの」


 「あんたに言われたくないね。あんたも毎日部屋でギャルゲーやりまくってるじゃない」

 いつも通りすぐ言葉が返してくる。


 「それは違う、私はこれからの人生のため、シミュレーショントレーニングを毎日やってるのだ、それはとても大変な肉体労働だぞ、ほら、制服も毎日欠かさずきちんと着ておる」


 そう、毎日男の色気に溺れているダメな大人になる手前の姉と違って、私はこれからのバラ色の高校生活のため、自身を磨いている。だから自信を持って言える。


 「むしろ褒めてやるべきだ!」


 こんな素敵な俺をあほみたいに見つめながら、食卓に座って、姉はなんか虚しい目で呟い始めた。

  

 「ああ~そんな時期私もありましたな」


 「ほら、そうでしょう」


 「でも流石にあんたみたいに毎日制服を着てやってないわ」


 「だかろこそ、ねんちゃんは今でも彼氏ができないのよ」


 あ、なんかプチとおとが聞こえる、錯覚だろ

  

 「ほ~じゃこれから自分でギャルゲー買ってこい、素敵で立派な弟よ」


 「ごめんなさい、すみません、調子乗りました、もうやりませんか、ギャルゲーまたお願いします」

 

 先のぷちは錯覚じゃないみたいのようだな。


 「正直言って、今のあんた、かなりキモイ、私が高校生なら、絶対引くわ」


 「それ嫉妬だよ嫉妬」


 「うん~なっか言った」


 「いえいえ、なにもいっておりません」


 「そもそも、制服はともかく、今日のあんた、ワックスもついてたじゃない」


 「これからデートだから、身だしなみはきちんとしないと、女の子に嫌われるよ」


 「二次元の女の子に嫌われるね~やっぱキモイわ」

 姉は食事を進めながら、スープを一口、はしを俺に向かい話を進める

 「デートで事は、これからHシーンなの、音漏らすなよ、近所に変な噂立ったら、お父さんにあんたがエロゲーやることをばらすよ」


 「姉ちゃん、何考えてるの、姉ちゃんみたいに毎日乙女ゲーで発情しないよ、全年齢の健康かつ健全なギャルゲーをやってるよ」


 「なにそれ、じゃ前頼まれたなんか村の…」


 「ストップストップ、私が間違いました」


 「亮君、そもそもギャルゲーの基本数が多いから、むしろあんたみたいな高校生こそ、毎日エロゲーで発情してない」


 「うぐぐ…」

 何とも返事しずらい、でもここで負けを認めるのも俺の性に合わない。


 「なんなら、今ねんちゃんが何遊んでるの、これほど言って、自分がこっそりエロいゲームはやってないよね、なぁなぁ~そうでしょう」


  勝った!これこそとも倒れのわざ、男の俺より、女である姉が羞恥心が高い、例えやっていたとしても、認めるはずがない、でも噓を付いたら、この後誤魔化すため、強く論争しに来くることもできない。


  つまり、俺がこの勝負において、もう負けることはないのだ。

  だが、今日運が俺の見方にしていないらしい


 「ええ、もちろん、あんたみたい毎日発情するガキと違って、そんな欲望の塊みたいなものやってないわよ」


  なんだと!姉ちゃんの顔色を見てわかる、噓していない、もしねいちゃんが嘘を付いたら、目を下に向いたり、髪をいじったり、そんな行いをする、だが今、それらの仕草はなにもいない。  


  どうする、今日は負けを認めるしかないのか

  否!断じて 否!

  考えてろ、考えてろ、俺、勝つ方法は必ずあるはずだ。


 「じゃぁさ、晩御飯のあと、部屋に行って、確かめてもらおうか」


 「ええ、いいわよ、正しい、一つ条件がある。」


 はは、やぱっりそう簡単に入ってもらいえないよな、絶対言ったような清らかなゲームをやっていない。今日俺が暴いてやる、その隠して続いていた仮面を!


 「いいよ、言ってご覧」


 「もし私がそういうやらしいゲームをやっていないとしたっら、今晩一晩付き合ってくれ」

 

  驚くあまり、俺は叫びの絵のような顔をしたかもしれない

 「姉ちゃん、もうゲームの男はもはや満足出来ず、いよいよ弟に手を出すのか。

だが、断わる!この…」


 「はい、ストップ、言いたいセリフを言おうとする気持ちはわかるけど、言わせないよ。」


 「それでも断わる!姉ちゃんはだらしないし、色気もないし、毎日乙女ゲーやってるし、正直相当キモイ。すみません、やっぱ無理です。」


  やった!みたか、この連撃、一矢報いたぞ


 「違うよ!何勝手に話を進めるのよあんた、やっぱあほなの」


 「じゃぁなに、一晩付き合てって」


 「一晩乙女ゲーを一緒にやるで意味よ、これであんたのその発情猿頭も乙女ゲーの素晴らしいさを理解するはずよ、これからは有色眼鏡で乙女ゲーをみるな、お前のロッカーの裏にあるギャルゲーより、よっぽどいいものをわからせてやる」


 「姉よ、この世は兄と一緒にギャルゲーをやる妹がいるかもしれないが、貴様は自分と一緒に乙女ゲーをやる弟が欲しいと言うのか!」


 「なんかしら?怖いかしら」


 ねんちゃんも話し方すでに少し芝居がかかてる、もはや後道がないともいえるだろう。


 「その話、乗ってやる、姉さん」 


 「そう、じゃ早速食事を済ませよ、今日父さんと母さんは帰れないから、時間はたっぷりあるが、無駄使いは感心しないからな」


 この後、ささと晩御飯を終わらせた、片付けとかが終わり、姉の部屋に辿り着くのは8時過ぎた頃、その前にもうすでに姉さんがやっていたのはエロいゲームじゃないことを確かめた、これからの一夜は負けた俺の罰ゲームタイムに変更した。


 ワックスを付けて、デート(二次元だけと)をすっぽかしてし、姉の部屋で姉さんと一緒に乙女ゲーをやる男子高校生で、なんたる虚しさだろう。


 姉と一緒に徹夜してその【ワンダフルマジック】と言うゲームを一周目クリアしたのはもう朝6前少し、姉は俺のゲーム期間中お風呂を済ませたので、クリアした後直ぐに寝落ち、爆睡。


 俺はその後シャワーを浴びて、いよいよ6時半ぐらいでベットについた、疲れた。


 「本当、なにやってるだろうな俺」


 その言葉と一緒に、俺の意識は暗闇に沈んだ、これからのでたらめな人生が来るとも知らず、深い深淵に落ちるように熟睡におちた。

誤字、漏れあれば教えてください

レビューどうぞ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ