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02.エロエルフ、堪能する!


 ヘッドギアを装着してベッドに横になる。

 手探りで電源を入れると、耳元で小さくブゥーンと機械音が鳴った。

 それも束の間。一瞬、眠りに落ちたように意識がふっと途切れる。


『Welcome to Sinfonìa World!』


 機械のような、女性のような、無機質な声がどこからともなく響く。

 気がつけば俺はほんのりと明るい、何もない真っ白な空間に立っていた。

 ドキドキと自分の身体を見下ろす。


 あぁ、女の子だ。ちゃんと指定した通りのデカメロンが胸でたわわんと揺れている。

 すぐに目の前に湾曲した大型スクリーンが現れて初回ムービーを流し始めるが、そんなの見ている暇はねぇ。


 なんてったって、○っぱいっすよ、おっ○い!!


 動くとポインポインと胸が揺れる感覚がする。

 面白くて、ついあちこち動き回ってしまう。


 着ている服はいわゆる初期装備だ。

 緑基調の布の服。その上から、コルセットみたいなソフトレザーアーマーが見事に胸を強調してくださっている。あざーっす!!


 肩からは、腰元まで短めの茶色いマントが垂れている。

 それと肘まである長手袋に、皮の長靴。

 魔法使いではあるが、一応、冒険者らしく腰に細身のレイピアも下げていた。


 なにより細い太もも付近でピラッと揺れるミニスカが可愛い。

 防御力はどうなってるんだって?

 そんなの見た目重視だ、見た目!!


 俺はもちろん誰もいない空間でエルフたんのおっぱ○を堪能した。


『ログインするワールドをお選び下さい……ログインするワールドをお選び下さい……』


 機械音が延々と同じ言葉を繰り返しているが、無視する。


 バーチャルリアリティってのは、ええもんやでー。

 手触りが! ダイレクトに! 掌に伝わってくる!!


 これほど感触がリアルだとは思わなかった。

 昔、ぽっちゃりな友人の胸を揉んだ時より柔らかくて、それなのに弾力がある。

 その張りは瑞々しい桃のようで。

 それでいて柔らかさは口の中で蕩ける水餅のようだ。


 そして、とにかくでかい!

 掌に収まりきらないくらいでかい!


 他キャラの胸を触ったらエロ行為で垢バンされるかも知れないが、自分の身体はギリギリ合法みたいだ。

 これはあくまで作成したアバターのチェックをしているだけなのだ。

 不備があってはいけないからな!

 念入りに! じっくりと! チェックせねばなるまい!!


 スカートの中は童貞の俺には難易度が高くて、やむなく覗くのは断念する。

 多分、アバターだから何もないだろうしな。


 って言うか当初の目的を忘れるところだった。

 バカなことばっかりやってないで、そろそろ夢の世界へ旅立つとするかな。


 ほんのちょっと男キャラを作り直してログインした方がいいかなぁと思ったりもしたが、キャラ作りも時間がかかったので結構、疲れている。

 それに、これだけ可愛く作れたのだ。人に見せびらかしたいと言う気持ちもあった。


 アバターだけでこの精巧さだ。どんな世界が待っているのかワクワクするな!

 キャラメイク後、実際のフィールドに出たら劣化するとかはよくある話だけどな。

 そうじゃないことを願うしかない。


 さあ行くぜ! いざ、ファンタジーの世界へ!


(*´д`*)ハァハァ

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