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クイズの定例会に参加したお話

作者: 相模

 どうも、相模です。

 知ってる人は知っている、知らない人は覚えてね!

 現在「未来からやってきた娘がファザコンすぎて困るんだが」が絶賛(誇張)連載中ですよ。


 さて、私実は趣味があるんです。

 なんと将棋とクイズです! 驚いた?

 え? 意外でもなんでもない?

 ええ、たしかに未来娘の読者様方は同作品にその片鱗が見え隠れしてるのを感じてるやもしれません。


 とまあ、小説の宣伝は置いといて本題に入りましょう。趣味の話です。クイズの方です。

 私、先日クイズサークルの定例会にお邪魔しました三回目です。

 クイズは数あるアクティビティの中でもまだまだクローズドなコミュニティですので、このエッセイで少しでも興味を持っていただき、「僕(私)も早押し機を押してみたい!」なんて思っていただけたらなあと思います。

 目指せ、クイズ人口増大!

 そしてクイズブームに目をつけた日本テレビがウルトラクイズを急きょ復活! この私、相模も出場……なんて妄想がはかどりますね。


 で、クイズなんですが、皆様は競技クイズという物をご存知でしょうか?

 まあ競技なんて大それた冠を持ってはいますが、要はクイズで勝負して優劣をつけるといったものです。

 近年では漫画家杉基イクラ先生の『ナナマルサンバツ』がアニメ化したことでも多少は知名度が上がったのではないかと。

 競技クイズに興味がある方にとっては必見の漫画ですね。

 というかこのエッセイを読まなくても上記の漫画をお読み頂ければ競技クイズの全貌がわかると思います。……とか言っちゃうと元も子もないので、そろそろ定例会の説明に移らせて頂きます。


 競技クイズの定例会では多くの場合企画と呼ばれる物があります。

 どんなルールでクイズをやるか、という物です。

 もしかしたら、企画を決めずにフリーバッティング(特にルールを決めず、あるいは簡単なルールで実施するクイズのこと)で済ませる場合もあるかもしれません。

 でも大抵企画はあります。

 私が参加したのは日程の迫るクイズ大会への対策会で、その日はほとんどがチーム戦で進みました。

 詳しい内容を書くと特定されるかもしれないので多少ぼかしてお伝えしたいと思います。


 定例会が始まって最初にやったのはチーム分けのためのペーパークイズでした。

 印刷されたクイズを回答欄に記入するクイズです。

 これはこれで楽しいです。純粋な知識量勝負なのでクイズの技術が問われないのもいい点ですね。

 私は50問中半分くらいの正解でしたが、順位は下から数えたほうが早かったです。

 まあ素人目に見てもベタ問(クイズにおける頻出問題のこと)が多かったので、当然の結果でしょう。

 とまあ、こんなことを書くと怖気づいてしまう人がいるかもしれませんが、安心してください。

 サークルにもよりますが、大抵のサークルはクイズを楽しむことを旨としています。

 ですので、ペーパーにしろ早押しにしろ、誰にでもわかるような問題が数問はあり、何もできずに終わるということはほとんどないのです。(早押しに関しては運が必要ですが)

 それはもう、「世界一、紅玉、ふじと言えば何という果物の種類?」……みたいな問題もあるわけです。(答えはりんご)

 これで少しはとっつきにくそうというクイズ参加へのハードルが下がったのではないでしょうか?

 それではお待ちかね、次はいよいよ早押しクイズです。

 やはりクイズといったらこれでしょう。


 ペーパークイズの成績をもとに、参加者は三チームに分けられました。

 ここからはチーム戦です。

 クイズのルールは各チーム二人が解答席に着き、正解の分だけチームの得点に加算、誤答は即失格というルールでした。

 これを人数分のラウンド行い、チームの累計得点で競うというものです。

 ちなみに一回のラウンドで二人とも誤答をした場合はその時点で得ているチームの累計得点を半分に減らされるというペナルティが……厳しい。

 ルール説明の後は各チームで作戦会議が行われたのですが、会議の結果私の出番は最終ラウンドでした。

 責任重大です。絶対に誤答できない。

 ルール説明もそこそこに、クイズが始まります。


 まずはボタンチェックです。接触不良や機器の故障などでボタンが点かないと困るので、フェアな勝負をするに当たって毎回やる必要があります。

 まあトラブルなどは滅多にないので、今回も順調に始まります。

 早押しクイズでは一般常識のようなものから、聞いたことのないような難問、思わず噴き出してしまうようなネタ問までごちゃまぜに飛び出してきますが、皆さんクイズ慣れしてるだけあってスルーが少ない。

 それにしても自分が分かる問題に限ってスルーされるのは何なんでしょうね。私もあのラウンドにでたかったですよ。(笑)


 私の出番がやってくる頃には、作戦が功を奏したか、私のチームが一歩リードしてました。

 いよいよ、解答席に着く。

 このとき、私は早押し機に触れるのは三度目なのですが、やはり緊張します。

 というのも、以前は勘押しや釣られ押し連発したり、暴発しまくったりとさんざんでしたからね。

 ですが今回は責任あるチーム戦……暴発しないよう慎重な押しを心がけました。

 問題は終始強いプレイヤーに解答権を独占され、私の出る幕もありません。本当に、私出るラウンド間違えてるんじゃないかと……。

 しかし! 来ました、私の知る問題が! 愛読のクイズ本に載っていたやつです!

 確証はありませんでしたがここで押さなきゃ解答権が取れそうもありません。他の方はまだぴんと来てない模様。

 仮に私が飛んでも、もう一人いるので減点はなくまだ責任は軽い。

 思い切ってボタンを押すと、早押し機のランプが点灯しました。

 私は解答を大きな声で言いました。結果は…………正解でした!

 問題文が早い内の解答だったからか、それとも難問だったのか、会場が沸きました。好プレーには会場が沸きます。

 そう、この快感こそがクイズの醍醐味なのです。

 悲しいかな、言葉で皆様にお伝えするには難しすぎて、本当に理解してもらうにはもう実際に押していただくしかありません。

 結局このときはその一問しか答えられませんでしたが、爽やか気分でクイズを終えることができました。

 で、結果はというと序盤のリードを活かして私のチームが僅差で勝ちました。作戦勝ちです。

 チーム戦は総合力といういい見本だったと思います。


 二人一組のクイズが終わった後も早押しでした。

 他のクイズ形式といえばホワイトボードを使ったボードクイズなんかも有名どころでしょうが、この日は大体早押しでした。

 どんなルールかというと行列早抜けクイズと通過クイズです。


 行列早抜けクイズというのは、ヘキサゴンといえばピンとくる人も多いのではないでしょうか。その昔、フジテレビの『クイズ!ヘキサゴンⅡ』レギュラー放送でやっていたアレです。

 チームで列を作り、先頭の一人が解答席に着く。正解で勝ち抜け、先に全員抜けたチームが勝ちというルールです。


 通過クイズは決められた回数正解で通過席へ行き、通過席で正解で勝ち抜け、他の人が正解で普通の解答席に戻るというものです。

 この日はこのルールを改変したものをチーム戦で行いました。


 で、この二つなのですが、結局は早押しなので先ほどと書くことが変わりありません。

 ですので割愛させていただきます。というかだらだら書いてると自慢話に終始しそうな気がするので。


 これでこの日の企画は全て終わったのですが、滞りなく進んだために時間も問題も余っていました。

 こういう場合には残りの問題を使ってフリーバッティングを行ったりします。主催者もせっかく作った問題が使いきれないのは悲しいのでしょう。

 そのため、満足に参加できなかったという人はこちらで楽しむのもありなんじゃないかと。

 そこまで勝ち負けに気にする必要もないので勘押しもしほうだいです。(笑)

 この日、私は最後のフリーバッティングまで存分に楽しみ、定例会を終えたのでした。


 さて、このエッセイを通して皆様にクイズの楽しさが伝わりましたでしょうか?

 多分、全然だと思います。クイズを、見聞きするのと実際にやるのでは楽しさが段違いですから。

 ですが、多少興味を持ってくださった方はいらっしゃるのではと。というか、いてくださいお願いします。

 そういった方はぜひ、お近くのクイズサークルが開催する定例会に参加してみてください。

 クイズサークルはいっぱいあるのでインターネットで探せば東西南北それなりに見つかると思います。

 見ず知らずの人の輪の中に飛び込むのは勇気いる一歩かもしれません。しかし。その一歩を踏み出したとき、あなたに素晴らしいクイズライフが待っているのです!

特定されないようにぼかして書くとか言ったけど、この内容だと普通にばれそう。

ま、まさか参加者で読んでる人いないよね?(怯え)

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