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第18話 東欧崩壊

24日

ウクライナ リヴォフは燃えていた

EU連合軍のウクライナ防衛ラインは、中華連邦から早期に戻ってきたロシア陸空軍の猛攻に耐えきれず、崩壊

ドニステル川以東のウクライナ全土がロシアに落ちた

それですんだわけなかった

ロシアはEUとともに抵抗していたリトアニアを占領し、ラトビアに降伏を呼びかけ、エストニアとフィンランドに

EUに協力するな、中立かロシアにつけ、そうすれば安全は保障すると圧力をかけた

フィンランドは、即日議会決議で、EU軍事不干渉宣言を採択

経済では共同だが、軍事戦争では、中立を宣言すると声明を出した


エストニアは、反露宣言を採択、独ソ分断時代の記憶が人間の鎖で続けられていたことで

ラトビアとリトアニアを見殺しにできなかった


ロシアのラトビアへの降伏勧告の目的はすでに、EU各国はわかっていた

リガ湾を抑えて、バルト海の制海権の掌握


ポーランドやドイツとしては、阻止したかった

バルト海を抑えられるとポーランドはスウェーデンへの海洋貿易に、ロシアが牽制すると恐れた

そしてドイツの場合は、バルト海を抑えたら、次はポーランド、ドイツ

フランスが動きを見せないことで、ドイツは危機感を抱いていた


ロシアは、ポーランド東国境付近にまで進出し

恐らくは、独仏国境まで進攻を考えているのだろう


ドイツとイギリスは、日本に、対中戦争終了次第、ロシアを牽制してくれと打電、最低でも日本海で大規模な演習を行っていただきたいと打ってきた


日本は、あくまで演習と言う名目で牽制すると約束した


しかし、29日

ポーランドにロシア軍が侵攻

ドイツとポーランドは合同で抵抗し、フランスやイギリスに援軍を要請したが、

フランスは、NATO脱退を宣言し、EU不干渉宣言を大統領例で発令した

イギリスは、空軍を派遣し、ドイツの制空権の死守支援をした


11月1日

第二次大東亜戦争終結

講話内容は、河北省と山東省の満州共和国への割譲、台湾の独立承認、ベトナム政府への賠償金支払いで終わった

中華連邦は2つに分裂し、

北と内陸部を中華民主共和国

南に中華民国が建国された

と言うより、EATOがそうさせた(統一させたらまた面倒になると)

日本は、長門型2隻を沖縄に置き

残りは、一部艦艇を各母港に戻し、秋田沖に向かった


だが、少し遅かった

11月3日

ポーランド首都陥落

ポーランド政府はポズナンに脱出した

英独と仏伊の関係は急速に悪化し

EU崩壊につながりかけた(仏伊がロシアとの戦争をやめようと思い始めたから)


11月5日

仏露講和条約、露伊講和条約締結

フランス大統領と駐仏ロシア大使の間で締結

イタリア首相と駐伊ロシア大使の間で締結

講和条約は

フランスとの場合は、オランダとドイツへロシアが併合することを容認する代わりに

オランダとドイツの法人、国営資産の資産価値ををフランスに現金、金塊で支払うこととする

イタリアとの場合は、特に大きな約束はせず、ただの戦闘停止だった


11月7日 ドイツ時間午前10時

ポーランド 臨時首都ポズナン

「どういうことですか、ネルマーさん」

「先ほど、ベルギー、フランス、ルクセンブルク、スイスの4カ国が、ドイツとの国境閉鎖宣言を出した」

「そんな」

「オランダもベルギーとの国境が閉鎖され、イギリスや北欧へ避難する人が多い、フランス、ベルギー、イタリアは、ドイツとポーランドを見捨てたに等しい」

「そんな」

「大統領、お急ぎください、コニン防衛戦が崩れ始めました、もうポーランド防衛は不可能です」

「またポーランド人は国を失うのか」


午後5時

ポズナン 陥落

ポーランド政府 イギリスに亡命

ポーランド政府はフランスの対応で、ドイツも滅びることを案じイギリスに亡命した


続く


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