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第14話 就役に急げ

2010年5月15日

東陸道秋田管区船川港近く

竹上造船株式会社秋田造船所

東陸道最大の民間造船所である

前身は海上自衛隊の造船所 秋田造船所である

1970年代

蝦夷人民共和国との関係が悪化していき

民間造船所にスパイが入る可能性があり

東陸道と新潟県と神奈川県に国営造船所を建設した

無論、長門と大和のイージス武装は神奈川で行われた

金剛型、イージス護衛艦1番艦と4番艦は国営造船所で建造されたが、残りは民間造船所(長崎の大手重工造船所で建造(史実では、1番艦も長崎生まれだが))


2003年に日本が統一された際に、民需拡大と財政再建、蝦夷スパイの危険性がなくなって、民営化

上杉虎雄と佐竹和志が、造船所を買収し、竹上造船所と成った

新潟の国営造船所も民営化され、竹上造船株式会社新潟造船所になった


神奈川県の国営造船所は、念のため国営のままである

日本統一前は、横須加国営造船所と名乗っていたが

統一後

新横須賀海軍工廠と名乗った(最初のは米軍統治下のまま


3つの造船所は、ある建造を進めていた

規模は65000tで、旧日本海軍の戦艦武蔵に並ぶ力を造っていた

秋田と新潟では、40000t近くで、こっちは旧日本海軍長門型の建造をしようとしていた

鉄鋼は、満州共和国とオーストラリアから輸入

この3隻で145000t 排水量を満載した金剛型護衛艦を14隻分に匹敵する規模だった

長門と陸奥の建造で6200億円を計上

武蔵の建造で7500億円(史実計算で換算すると2兆円になるらしいが、いろいろと工夫して4500億円に)


この造船だけで、1兆3700億円をつぎ込む計算になる

確実に国家予算の1%以上を占めることになり、野党からは批判が飛んだ

アジアの平和貢献という名目で黙らせた

但し、未来維持党は、軍事国家の再来危機だと批判し続けた


だが、中華人民共和国の恐怖の後にでた、新たな脅威に、国民はBig3を認めさせたのだった



中華連邦と日本の海戦は、一進一退をたどった

日本海軍が中国沿岸に到達すると、向こうは対艦ミサイルの飽和攻撃で抵抗し、金剛型護衛艦や大和では対抗が厳しく、撤退を余儀なくされた

無論、空母と台湾からによる空爆作戦も行われたが、

中華連邦も手の込んだ作戦をした

(1941年頃に英国軍工兵隊がエジプトでドイツ軍を手品で混乱させたみたいなこと)

銀紙や回転する円錐状の鏡にストロボ光を当てて、目標位置を混乱させたり

港町を絵で壊れたように見せかけたり

日本もこれに手を焼き、Big3の就役を急いだ

建造開始から1年半が経っており

後4ヶ月で就役できる状態になっていた


同日

東京 市ヶ谷 国防省

「後4ヶ月か」

「3隻の就役、楽しみですね」

「戦後は、EATO共同運営で負担させないと」

「確かに」

「分断時の日本の軍事費の国家予算の割合が15%を越えないようにしないと」

「確かに、戦時中なら、何とでもいえますけど、戦後だと面倒なものになりますからね」

「勝てばEATO海軍の連合艦隊の旗艦、負ければ、米印に売却して、中華連邦への賠償金になるぐらいか」

「正直、此処まで投資したからには、勝ちたいですよね」

「負けたら、何のために造ったんだといわれそう」

「ああ、だから、かたないといけない」

続く

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