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卒業にあたって(終わっちゃったけど)

作者: あま

大変でした。とても大変でした。

時々半泣きになりながら書き上げた話です。

私のいたクラスは、最高だった?

私は中学校を卒業し、春から高校生になる。

色々と抜けたところがある私が高校受験を無事に(果たして無事か?)クリアできたことは我ながら驚きであるが、それはまた別の話。私はあまり新しい環境に馴染みやすい方ではないのでできればこのまま中学校を続けていたいと思っていた。中3の始業式までは。クラス分けの表が配られたとき、私は目を疑った。嫌いな人がいたなんてものではない。同じ学校にいるというだけでそれ以上の関係は持ちたくない、できれば視界にもいれたくないレベルで嫌いな人と同じクラスになってしまったのだ。これは私個人の勝手な感情ではなく、同じクラスになった話をすると99%の女子から励まされるほど嫌われているのだ。私だってろくにしゃべったこともない人を毛嫌いしたくはないがしょうがない。そういう人なのだ。それ以外だったらなかなかいいクラスだったのに。

それでもしばらくは関わりを持たなければ良好な関係が築けるのではないかと思っていた。しかし気づいた。良好な関係を築くどころかこれはお互いがお互いを嫌いあっている最悪のパターンではないかと。嫌な予感というものは常にあたる。文化祭のクラスの打ち上げもお互いがお互いを嫌がって来なかったために二人とも来なかったし、席替えで近くなれば会話はしないし、プリントの受け渡しも顔を見ないで行い、一番仲が悪いペアだったのではないかと思う。最低限の会話と漢字を教える程度(私の方が頭はよかった)。その他の苦手な人とはうまく距離を置きながらクラスメート同士やっていけたし、先に出てきた文化祭では合唱の部で学年一位をとった。楽しいクラスだったし、雰囲気も私にあっていた。なのに私には気付けなかったことがあった。

卒業式は、苦手である。私はどうも、雰囲気というものに弱い。いや、それどころか別れ全般が苦手であり、涙腺も弱い。幼児園、小学校と大泣きして中学校も大泣きするだろうなと予想はしており、実際泣き疲れて教室で寝そうになるほど泣いたのだが。その日家に帰ってから、クラスで集まろうと言う話が持ち上がった。言い出したのは、彼。それは分かっていたが、最後のクラスだということもあり私はいつの間にか、

「行く、と思う」

と答えていた。

とても楽しい集まりだった。人が多いのだから全く会話もしなかったし、お互いの顔を見ることもなく時間は進んだ。その時に私はやっと気がついた。たった一人の人間のために、なんと膨大な感情を割いていたのだろう。私の周りにはいつだって素晴らしい仲間と気の合う友がいた。なかなかいいクラス、と最初に思ったのは私だろう。そのとき私は初めて卒業したくないと思った。私のいたクラスは、最高だった。

まだあまり卒業の実感がわきませんが、通学しないことによる体重の増加を見てダメージを受けながら春休みを満喫中です。往復30分の坂の効果、ぜひ一度お試しあれ。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] ごめんなさい。 あまり理解できませんでした。 このエッセイは何を伝えたかったのでしょうか? まず、読ませるにしては面白みがないです。 伝えたいことがあまり見えません。卒業したくないこ…
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