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人間失格

処女作です、お見苦しい点や言葉足らず等多数あると思いますが読んで頂けると嬉しいです。可能な範囲で訂正や補足を行いたいので感想や質問を頂けると嬉しいです。



 まず初めに言いたい私は彼の作者の同名小説は好きではない、にもかかわらずこのタイトルで小説を書く理由をこれから語ろうと思う。

 私は人間ではない、っと言っても地球外知的生命体でもないし、頭のよいサルやイヌでもない、生物学上の分類は紛れもなくホモサピエンスでありヒトである、だが私は人間ではない。

 一見矛盾するが私の中ではそれが真実だ。

 人間とは文字通り人の間で生きるものと書く、しかし私にはそれがひどく難しい。

 いい加減訳のわからない事を言うなと言われそうなのでまず結論を述べる私は発達障害者だ、中でもアスッペルガー症候群と呼ばれるものに分類される。

 アスペルガー症候群とは一言で言うなら空気をよめない病である。もちろん私はあくまでも専門家ではなく、患者の一人でしかないので病気の詳細については勘違い等が有るかもしれないが私なりに調べた結果と私見を書こうと思う。

 障害者と聞いて多くの人が思い浮かべるのは身体障害者と知的障害者だろう、しかし、実際にはその他に発達障害と呼ばれる人たちがいる。

 ヒトをパソコンに例えると身体障害者はハード(パーツ)に、知的障害者はOS(ウインドーズやMac)に異常が有るのではないかと私は考え、では私たち発達障害に欠けているものは何かと考えアプリのインストールが足りない状態に近いのではないかと感じた。

 たとえを急に変えて申し訳ないがスマートフォンのアプリの内のなにか、ライン(通信)やカメラなどの一部の機能が欠如している様な状態では無いかと思う。

 なぜその様に考えたかと言うと、私は自分が障害者だと知った今でも自分が平均的な人間より頭が悪いとは思えない為である。非常に生意気な言い方ではあるが、人並みかそれ以上に知恵も知識もあると感じているためである。学歴やIQを見てもそれは大きくは間違っていないと感じている。

 書いていて混乱してきたが、端的にいうと問題のある機能も一部に含んでいるが、それ以外の部分では、人並みかそれ以上の能力を備えている可能性が、発達障害と呼ばれるニンゲンにはあると言う事である。

 上記のような生意気とも自信過剰とも取れる文章と自虐的としか言いようのないタイトルの間にある溝を埋めるために少し私の人生を語ろうと思う。

 私は卒業後、大学時代に取った資格を必要としているS県S市に有るA製作所で働くことになったのだが、ここからが地獄の始まりだった。

 そこの設備を見て私は経営陣とプロジェクトリーダーの正気を疑ってしまうほど愕然とした。

 仮にも人の口に入るものを製造する環境ではない、今までの人生で一度も経験したことのない異常な埃っぽさ、機械の上一面のネズミのフン、外に通じる穴etc.

 とにかく絶望的な気分だった、この環境を三カ月で最低限適法な環境にすること、一緒に働く話した感じでおそらく高校生物以下の予備知識の同僚と上司に最低限の予備知識を身に着けてもらうこと等々、山のような課題が頭をよぎり人生最大の困難を覚悟すると同時にさらなる衝撃に襲われた、犯人はプロジェクトリーダーのSである。

 Sは言った「環境を整える必要性はなく現状のまま業務を行う」っと、眩暈に襲われ「冗談だ」の一言を祈ったがついにその一言を聞くことはなかった。

 長くなったが、ここでの出来事は直接的には本筋とは直接関係がないので結論のみを書き割愛する。私は失業し会社は業務改善命令を受けた、みんな損をした、愚かの極みだ。

 人生を少し語らせてもらったが溝を埋められた気がしないのでもう少し言葉を重ねさせてもらおうと思う。

 少し時間はかかったが、失業後考えを変えることにした。もしかしたら彼らは詐欺師やテロ未遂犯ではなく、ただ少し公衆衛生に関する常識に欠けていたり、情報の共有の重要性の認識が薄かったり、相互理解の努力が不足していたり、ビジョンの共有の必要性を知らない等のいくつの問題点を持っているだけのただの少しエゴイストな普通の人間ではないかと。

 そう考えたとき私もまた自分の問題点と向き合わなければならないと思い病院に向かった結果、私の発達障害は医師のお墨付きとなった。

 私は修士課程を修了するまでの間困難にぶつかる事は有っても大きな挫折を経験していなかったと思う、少なくとも主観的には、しかし就業を切っ掛けに心身をボロボロにされ自分の内にあった発達障害やそれに起因する数々のコンプレックスは私の中で爆発的に成長し深く根を張り大輪の花を大量に咲かせてしまった、私は今後の人生でこの化け物を駆除もしくは克服できる日が来るかは大いに疑問であるが何とか共生したいと考えている。

 まとまりに欠くが長くなってしまったため一度幕を引くことにし、結論を言うとどうか発達障害と呼ばれる人々と共生してほしいという事である。

 我々は多くの部分で通常の人間と近い能力を持っているが普通の人が当たり前にできる事の一部がひどく難しい、私の場合だと空気を読むことがそれにあたるが明確な言葉で客観的に言ってもらえると助かる。

 言いたいことは山ほどあるがまとまりきらない為最後まで読んで下さった彼方に謝意を表し一度幕とする。


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― 新着の感想 ―
[一言] 小説家になろうではこういった作品は珍しくたまたま見つけたんですがとても興味深い内容でした。 ただ、なぜ人間失格が好きではないのかもう少し言及して欲しかったです。
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