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触らぬ神になんとやら

作者: once
掲載日:2026/03/19

小さい頃、私はよく道端に置かれた道祖神だったりお地蔵さんだったりに手を合わせていた。でも絶対に皆はしないで欲しい「触らぬ神に祟りなし」と言うけどあれは昔の人の配慮だと思う。

小学3年の夏休みに入り宿題も終わらせず、私は毎日外で遊んでいた、しかしまぁ毎日同じ場所に遊びに行くのもおもしろくないといつも行く児童館と逆の方に自転車であてもなくさまようように向かった。知らない建物や風景に少し浮かれていてペダルから足がズレて転びそうになり体が傾く、目線の先に古い千羽鶴といつお供えされたか分からないおちょこが置いてある。古びた道祖神があった、昔の私に道祖神なんて言葉はしるはずもないが私はこういったものに何故かおじぎしたり話しかけていたりしては手を合わせどうか大金持ちにしてくれとお願いごとをしていた。まぁそのあとは特に何も無く帰って寝るだけだったんだがある日夢にその道祖神と自分が出てきた。夢は私と道祖神を三人称として見ている感じ内容としてはあの時のままコケて手を合わせてまた私が自転車を漕ぎ出すだけだったんだが道祖神の様子がどうもおかしい顔が少し欠けていた。私は夢を覚えたり日記にして残したりするようなものではないがその夢はよく覚えてしまっている。なぜなら小学生3年の時から今の今までこの夢はずっと続いているからだ。私は現在高校三年生なので約10年もの間1週間に2.3度のペースでこの同じ夢を見る。しかしよくありがちな顔の欠けがだんだん、、、みたいなことはなくずっと同じ夢。私が成長しても昔の私が少し顔のかけた道祖神に手を合わせるだけ。しかもこのことによって何も悪い影響を受けていない、少し言い換えるなら''まだ''悪い影響は受けていない。

私は高二の時この夢をどうにかしたいと考えその道祖神のもとへ訪れた、その道祖神は確かにあり頭も欠けておらず昔見たまんまだった、むしろ何一つ変わらなすぎて怖いくらいに。そして気づく何も変わっていないのはおかしな話であることに何年も経っているのにおちょこには未だにお酒?が入っているのはおかしい誰かが入れに来ないと蒸発してすぐにお酒なんかなくなるはずだ、なのに昔のまま古びた道祖神の周りには埃が積もり昔のまま汚いのだ、お酒を変えに来ているよな人がいるなら掃除くらいするだろう。おかしい、、、そう思っていたら通りすがりのおばさんに話しかけられた「そこのあんた道祖神なんかの前でしゃがみこんでいいことなんかないよ」と自転車をおりながら言うおばさんは私の振り返る顔を見るなりすぐに何も言わず帰った。私なにかした?と思いながらこのままでも埒があかないと思い近くにある神社に行こうと思い立ち上がるとおばさんが血相を変えてまるで鬼神かのような形相で前から向かってくる。よく見ればさっきのおばさんじゃないかと思いすいませーんと声をかけると私のとこ来るなり酒臭い巫女服?のようなものを私にかけて話があるから着いてこいと手を引っ張った。私はいい子なので優しくしらない人について行くなと言われていると言うと殺したりしないしこのままほっておいたらいいことないよと言われ渋々ついて行くことに、すぐ近くのおばさんの家?に着くと居間まで引っ張られ座って待つよう言われた。おばさんが机を挟んで私の対面に腰を下ろすと開口一番なんであんなことしたと言われた。私が?と顔をひきつるとなぜ道祖神に手なぞ合わせてしかも酒までついだと聞かれたそれでも要領を得ない私におばさんはお前が酒を変えているんだろと聞かれ私が酒なんて知らないと言うとおばさんはそれこそ鬼神のように赤くした顔を急に変え普通の顔に戻り、そうなのかと言うと立ち上がり説明し始めたあんたがあの道祖神の前でしゃがんでいるのを見て嫌なことを思い出した、昔私は道祖神を見ては手を合わせなにか適当な念仏を唱えていた。あの道祖神がうちの近くにできた時ある会話を聞いたあれは水子供養のもので縁起が悪いから近寄るな、そんなことどうでもよかった私はある日あの道祖神に手を合わせたその時から変な夢を見た、おばさんがそこまでいい終えると私はもしかして、、、と自分が昔あれに手を合わせてから今まで変な夢を見続けている事を話したするとおばさんは目を丸くして説明を続ける「そうなのか私以外にもそんなことする人が、あれはな拝んじゃいかん拝んだら最後、死の淵まであの夢で生気を奪おうとしてくる、しかも少しずつちょっとずつな」そこまで言うとおばさんは私に首筋を見せてきたおばさんの首筋には無数の締め跡まるで縄で締め付けたような跡があった。もしかしてと思い口にしようとして喉から声が出かかる前にこれは自分で命をたとうとして作った跡でもう何回もしているとおばさんは言う。大方予想どうりだがなぜそんなことをと思うと見透かしたようにおばさんは続けた。「お前もいずれ分かる、あれは人を殺さず生かさずもてあそぶんだ、どんなに逃げようとしても必ず追いつかれる」なんの話だろうと思う私をおばさんは哀れみのようなはたまた恨めしく思うような目で見てきた、「おそらくあたしが死ぬまでは大丈夫わたしが死んだらあとはお前だ、ひとつ忠告するならこれから先あんたは地獄を見るだが二度とあの道祖神の前にだけは行くな」そう言うと帰りなといい私を玄関まで引っ張ったと思えば最後にどうにか出来たら伝えてやるが期待しんでなと言われ帰された。その後私は1度だけあのおばさんの家に行った道祖神の前を通るのをさけて、しかしおばさんは居ないし恐らく留守とかでは無いたぶん亡くなったんだと思う、、だって鍵は空いてるしあの日引っ張られて座った居間には手紙が置いてあったから、そして私はと言えばその手紙恐らく私宛の手紙を読むこともなく勝手に持って帰ってきてそろそろ1ヶ月が経つ、高三の私はこれからあと何年生きられるのかな、、、

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