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断罪と福音の演説 ― ニューヨークの斜陽
数ヶ月後、ニューヨーク。国連本部。
夕刻の斜光が、ガラス張りの演壇に立つ一輝を黄金色に縁取る。
会場を埋め尽くす各国の首脳、王族、そしてメディア。彼らは一人の日本人がもたらす「死と再生」の宣告を、呼吸を忘れて待っていた。
「人類は、火を使い始めて以来、最も偉大な力を手に入れた」
一輝の声は、冷徹な響きの中に、不思議な慈愛を孕んでいた。
「我が神龍寺グループは、核融合エネルギーを全世界に開放する。……ただし、旧時代の遺物である『核兵器』を抱く国には、この光は一筋も与えない。……選べ。滅びゆく覇権か、それとも我が帝国が約束する永遠の繁栄か」
その瞬間、世界中の核ミサイルが「ティアラ」によって機能を凍結された。 沈黙。そして、割れんばかりの喝采と絶望の呻き。
一輝は壇を下り、傍らに立つアビーと晃一を伴って、夕闇に染まるマンハッタンを背に、王の歩みで去っていった。
この作品はAI40%、筆者60%で書きました。
原案100%筆者。
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