最後の怪異 森羅
蓮「お前、大丈夫か?」
星凪「いや、クソ痛い」
蓮「だろうね、少し休もう」
星凪「すまねぇな」
蓮「いいよ」
戦線を離脱しようとする
森羅「へぇー、君たちが骸を倒したんだ」
星凪と蓮の間に入り肩を組む
蓮「え?」
星凪「クッ!」
星凪が森羅を肘で攻撃するが避けられる
森羅「危ない危ない、どこかは知らんが痛むんだろ?大人しくしとくのが吉だよ」
蓮「このお面は…!」
星凪「あぁ怪異だ!」
蓮「連戦かよ!」
星凪「吸ぅ!迦楼羅天!集合!狐の面だ!」
連戦状態では不利と判断し、助けを呼んだ
森羅「仲間を呼ぶか、弱いモンスターの特権だね」
星凪「その常識は現実世界では通用しないぜ、それに俺らが弱いモンスターだって言うなら、負けたあの怪異は何なんだって話だし」
森羅「残念だけど更に弱かったってだけだね」
星凪「…仲間じゃないのか?」
森羅「仲間だよ、最高のね」
星凪「少し冷たすぎないか?」
森羅「完全実力主義…これが脱獄者だ」
星凪「プリズン?…あぁ、冷さんたちの世界から抜け出そうとしてる団体か」
森羅「知ってるのか」
星凪「あぁ、そして疑問もある、お前はコッチの世界に来れるんなら全員来れるんじゃないのか?」
森羅「排出できるゲートに人数制限があるんだよ」
星凪「ふーん…じゃあこっちから行くことも出来るのか?」
森羅「出来るね、人間には無理だけど」
星凪「そうなのか…少し残念だ」
森羅「まぁいいよ、そろそろお仲間が来るだろう?」
話して時間を稼ぐ作戦を悟られていた
星凪「気づいてのか?」
森羅「当たり前だ、一向に攻撃してこないんだもん」
星凪「なら、お前から殴ってくれば良かったじゃん」
森羅「皆そろってからの方が面白そうじゃん」
星凪「さっきの怪異も楽しさを優先してたが…お前らの目的は人間界を怪異の物にする事じゃないのか?」
森羅「合ってるよ」
星凪「なら何故そんな非合理的な事をするんだ?」
森羅「怪異は好奇心全員旺盛だから…かな?」
星凪「好奇心は怪異も殺すってか?」
森羅「そうだね」
敵同士とは思えないほど和気あいあいと話してると朔真が突撃して来た
朔真「星凪!蓮!来たぞ!」
ノータイムで怪異をぶん殴りに行く
森羅「君は血気盛んだね!」
朔真「さぁ行くぞ!喧嘩上等!」
朔真のオーラ量が高まる
怪異相手でも頭突きをする
森羅「生物の弱点を武器にするのか!」
森羅に当たらずに止まる
朔真「あれ?」
まるで森羅と朔真の間に壁があるみたいだ
森羅「せい!」
森羅がアッパーを繰り出すが朔真は避ける
星凪「視線誘導標」
森羅の目線が星凪に釘付けになる
蓮「神速神打!」
森羅の死角からバットを振る
森羅「視線強制誘導か!」
蓮の攻撃モーションを見ずにバットを避ける
森羅「お前を先にやらないと面倒だな!」
星凪との距離を詰める
星凪「よく狙われるな!」
若葉「ピエロ!星凪を守れ!」
若葉の命令を忠実に実行する
星凪「助かった」
若葉「お待たせ」
森羅「全員来たな」
走り屋迦楼羅天VS怪異 森羅
星凪「蓮、朔真は特攻!若葉は遊撃!俺がサポートする!」
朔真「俺が特攻以外は有り得ねぇ!」
朔真が特攻する
蓮「ま、能力的に仕方ないか」
朔真に続く
若葉「おれは結構満身創痍なんだけどな~」
いつでも蓮と星凪のカバーに行ける場所に立つ
星凪「ボロボロなのはみんな一緒だ、文句言うな」
若葉「それもそうだな、道化師からの不思議な贈り物」
ピエロ印のプレゼントを受け取る
開封すると組み立て式の拳銃が入っていた
若葉「…組み立て説明書は?」
組み立て式のくせに設計図が入っていなかったのだ
若葉「おいピエロぉ!!設計図ねぇぞぉ!!」
ピエロがグットサインを出す
若葉「クソピエロがぁ!バイク改造で鍛えた技術出してやんよぉ!」
もうヤケクソだ
朔真「若葉!どうした!?」
森羅から目線を外さずに聞く
若葉「問題ない!少し離脱する!ピエロはソッチに置いとく」
朔真「分かった!」
若葉が拳銃の組み立てのため戦線を一時離脱する
森羅「いいな!お前ら!」
森羅が朔真に手を翳す
出来事はあまりにも一瞬だった
朔真に手を翳した瞬間、朔真が吹き飛んだ
無寸勁なんて生易しいものではない
確実に異能力だ
朔真「ゴボッ!!?」
星凪「どんな異能力だ!?」
吹き飛ばされた朔真は受け身をとり最速で戦線復帰する
朔真「防げる感じがしないな…星凪!」
星凪「あいよ!視線誘導標!」
森羅の視線が強制的に誘導する
蓮「神速神打!」
蓮も攻撃を仕掛ける
森羅「二手からの攻撃か…それだけじゃだめだぜ!」
蓮と朔真のある程度の方向に手を翳す
先ほどと同様吹き飛ぶ
蓮「ぐぁ!?」
ピエロが蓮をキャッチする
朔真「グッ…!」
朔真は受け身をとった
星凪「お前ら!喰らった感想は?」
あいつ等が頑丈なのを知っているので、心配などしない
朔真「あ~なんつーか…今まで受けてきた攻撃とはどれとも当てはまらない感じだな」
蓮「アイツの手には触れてないのに衝撃が来た…空気とかを操るのか?」
森羅「空気を操る異能力は既にいるね」
朔真「異能力が分からないと攻略の仕様がないな…」
森羅「知っても対処できないと思うよ」
星凪「知ってても対処下出来ない…ガード不可能技か…なら、朔真の言う通り物理技じゃない…蓮の予想通り空気関係か?」
森羅「不正解だね、そんな物じゃない」
星凪「…まさか!念力…?」
森羅「おぉ!今まで一番早くバレたかもしれん!」
星凪「マジか…!」
朔真「念力…?ってなんだ?」
星凪「触らずにスプーン曲げるアレ」
朔真「なるほど…それの超強化版って事か」
蓮「いや、それなら…どうやって立ち向かうんだ…?」
星凪「…正直…立ち向かうすべは…無い」
苦虫を噛み潰したような顔をする
森羅「君はこの中で一番頭が切れるね」
蓮「無敵じゃねぇか…」
迦楼羅天が諦めムードになっている
一人を除いて
朔真「無敵?上等!上等!」
相手が無敵と知って、むしろテンションが上がってる
森羅「…君は一番頭が悪いね」
朔真「知ってる、それが俺の弱点だ、この俺様にも弱点があるということはお前の能力にも弱点があるんじゃねぇのか?」
星凪「…確かに!」
蓮「ま、そもそも諦めるなんて選択肢が無いよな」
朔真「当たり前じゃん!」
迦楼羅天がやる気を取り戻す
朔真「しゃあ!行くぞぉ!」




