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千沙都「不運と幸運の天秤(ラッキートリガー)

これが俺の能力

冷「何でそんな厨二病みたいな名前なの…」

千沙都「黙れ冥界に誘う者(ゴースト・タウン)

冷「でも残念、才能の(つぼみ)かと思ったら

既に開花済みか」

千沙都「ん?手間が省けただろう?」

感謝してくれても良いんだぜ

冷「まぁそうだけど、このオーラか…」

千沙都「あ?オーラ?」

冷「そう、みんなが身体に纏ってるものよ、強さの指標になる時もあるのよ

貴方は一般人にしては良かったんだけど異能力が合ったからか…」

千沙都「良かったんだ」

流石俺様

冷「良くなかったらあの時、本当に落としてたよ」

千沙都「使える者は使うってことね」

冷「そういうことよ」

冷がニヤつく

冷「でも、まさか「落としてくれ」って言われるとは思わなかったわよ」

千沙都「だろうね、あれ言ったときキョトンとした顔してたし」

冷「まさか自殺希望者だとは思わないわよ」

千紗都「生憎常人じゃないもんで」

冷「驕るな、弱かったら捨てるわよ」

千紗都「俺を誰だと思ってる」

冷「親殺しの自殺希望者」

千紗都「うーむ間違ってない」

困った困った

千紗都「だが違う!!」

冷「どっちだよ」

千紗都「俺様イケメン天才ナイスガイ」

決まったぜ☆

冷「黙れイケない変態多分害」

千沙都「何そのカウンター!?」

冷「ふざけてないで帰るわよ、もうここに用はない」

千沙都「分かった」

1時間後

山を越える途中

千沙都「なんだこの匂い…」

腐卵臭…?いや…嗅ぎ覚えがある…この鼻の奥に残る臭い

千沙都「死体の臭いだ…」

冷「分かるのね」

千沙都「嗅ぎ覚えがあるから…」

冷「…そう」

千沙都「どうする?」

冷「『どうする?』って?」

冷が困惑する

千沙都「見に行く?」

冷「趣味悪…でも、気になるわね」

千沙都「じゃあ行こ」

臭い的にコッチか…

目の先に在ったのは

猿の死体

野生なら何も不思議ではない…

だが異常が2つ有った

一つ目は量が多すぎる

片手で数えられる量ではない

この量は一つの群れだ

2つ目は全員首を切られて死んでいる

まだ血が流れている

最近切られたばっかりだ…

何故?どうして?誰が?何のために?

千沙都「何だこれ…?」

思考が完結しない

冷「野生じゃ絶対にあり得ない…」

だが、目の前に実際に起きている

冷「今すぐ帰るわよ!今目の前にある景色は異常よ!」

そうだ!

千沙都「言われ無くても」

踵を返し逃げようとする

ギャーーギャーー!!!

千沙都「何だ!?鳴き声!?」

なんの鳴き声だ?

音の方向に目を向ける

そこに居たのは猿だ…

だが、異様に黒い

黒い猿は普通に居るが、そのレベルの黒さではない

光を飲み込むの様な黒色

まるで、黒◯無双を全身にムラなく塗りたくった様な色…黒すぎる

冷「千沙都、あの猿怪異に寄生されてるわ」

千沙都「マジ?猿に寄生するの?」

冷「恐らく能力持ち、私と同じ強ければ何でもいいのタイプの奴よ」

千沙都「なるほどね…ん?」

アイツ何か持ってる…

ナイフだそれも血が垂れてる

最近切ったんだ…

千沙都「アイツがやったのか?」

冷「そう考えるのが自然よね」

千沙都「だけど猿は群れる生き物だぞ」

冷「なのに仲間を殺した…」

千沙都「てことはアイツの能力の予想がつくな」

冷「そうね、仲間を殺すごとに強くなるとかかな?」

ギャーー!!

猿が千沙都を襲う

千沙都「危ね…」

ナイフを避ける

冷の考えは当たっていた

この猿の異能力は俺の為に死ね(オール・フォー・ワン)

同族を殺すごとに強くなる

再び猿が千沙都を攻撃する

だが避ける

猿の攻撃は木に当たる

バゴン!!

木が折れる

千沙都「冷の仮説は正しいかもね」

普通の猿の攻撃力じゃない…まぁ普通の猿じゃないんだけど

千沙都「冷、加勢出来ないよね?」

冷「ええ、頑張れ〜」

ですよね〜

千沙都「まぁ大丈夫か…所詮猿だ、俺の能力で食物連鎖の頂点の威厳を分からせてやるよ」

猿が警戒する

冷「いいわね!その意気よ」

千沙都「よし、逃げるぞ!」

冷「何でよ!さっきと言ってることが違うじゃない!二重人格の域よ!」

千沙都(お前の声って猿に聞こえてる?)

冷(え?聞こえないわよ…)

千沙都(なら良かった、あの猿俺が能力で倒すと言ったとき警戒した)

冷(確かに…)

千沙都(人間の言葉を理解出来る程知能が高い、もしくは俺らみたいに見えないだけで怪異が翻訳してる)

冷(…だから?)

千沙都(捕まえて機関に売った方がいい!)

冷(本気で言ってる?)

冷が不愉快そうな顔をする

千沙都(冗談だよ)

冷(良かったわ、でもどうするの?)

千沙都(言語を理解してるのを利用する)

千沙都「冷!挟み撃ちにするぞ!」

猿が周りを見渡す

冷「私、顕現出来ないわよ」

千沙都(話聞いてないのか?ハッタリに決まってるだろ?)

ほら、猿が周囲を警戒した

冷「お〜確かに」

千沙都がコケる

千沙都「ぐへぇ…」

何とも情けない声だ

千沙都(さぁどうする猿よ、罠に飛び込む度胸があるか?)

バン!

猿が踏み込み最速で近づく

俺を最速で殺し挟み撃ちを突破する魂胆か

千沙都「冷!能力を使え!」

猿が攻撃を一瞬躊躇うが

だがそれが命取りだった

千沙都は落ちていた枝を拾い鋭い方を相手に向けた

千沙都の脇腹にナイフが刺さるが猿の口に枝が貫通する

千沙都はその隙を見逃さない

ポケットにあるカッターで心臓を突く

千沙都「じゃあね」

ドドメを差した

冷「脇腹にナイフが!」

この山中では病院何て間に合わない…

コイツはここまでか…

千沙都「安心して当たってないから」

そう言いながら服をめくる

そこにあるのは可哀想なぐらい痩せこけた腹

これのお陰で当たらなかった

千沙都「これが俺の異能力だろう?」

冷「はは…やっぱりアンタ最高ね」

千沙都がドヤ顔で言う

千沙都「女神は俺に微笑むんだよ」

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