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夢見合い  作者: 湖真子
8/15

現実6

朝一で昨夜の事を真紗子に話したの。

学校じゃなくて、電話で…。

『あはははははははは!!!面白いわね~』

電話越しに聞こえる真紗子の笑い声。

バンバンっと、音が聞こえる。机でも叩いて大笑いしてるんだろうね……。

泣きたい。

でも、こうやって真紗子が笑ってくれるから怖いと思えることもそうでもないかも~?とか、思えるから不思議。

恐怖も辛さも全て半減される。

真紗子マジックだね!

『流石、姫ママよね~♪で、この時間に電話って事は……本日は遅刻?』

私の部屋にある時計は8時10分を指す。只今、学校では自習の時間。

私の家からだと最低でも8時15分に家を出ないとホームルームに間に合わない。

今から家を出れば間に合うんだろうけどね。

私は一切、学校に行く準備をしていなかった。

髪はボサボサ。こげ茶色の上着を羽織ってるけど、中はピンク色のパジャマ。

「欠席です…ごほっ」

それは、風邪をひいたから。

う~……。

喉も痛くなってきたよ…。

『え?』

「…昨日、無理やり寝かされた後そのままだったの……一応、バスタオルが掛けられてたけど」

昨夜、お風呂上りに肩にかけていたバスタオルが……。

何故、それなのよ?

湿ってるのに……。

母曰く、「私が美緒ちゃんを二階のお部屋まで運ぶの?酷いわ」との事。

…小柄な母が18歳の娘(わたし)を運ぶのは誰が考えたって不可能だって分かるわよ!

きっと母の頭に‘毛布’や‘掛け布団’は頭になかったんだろうね……。

……何で昨日の夜に限って、父は出張で家に居なかったのよ!!!

ぶっ飛んだ母のフォロー&ストッパー役が父なのよ。

父が居ないと…被害拡大。

特に私が!!!

授業参観日といい…。

親子遠足といい……。あっそれちゃった。

『ぶっ!気絶させられた状態で放置されてたわけ?あはははは!!!』

被害にあっている私は笑い事では済まされないのよ?!

お蔭で体中は痛いし風邪ひくし……。最悪よ?

『分かった。お大事に~』

電話終了。


「……」

通話を終えた携帯を見つめる私。

……どうしよう。

……寝たくないよ!

体調が悪いのに……苦手なアレを見に行くの??

…行きたくないのにお化け屋敷に連れて行かれる気分。

こういう時‘泣きっ面に蜂’って言うんだっけ?

思わず溜息が……!!


「美緒ちゃ~ん。お薬の時間ですよ~」

ドアのノックと共にに母が私の部屋に入ってきた。

丸いお盆に乗った薬。

「…水は?」

「これは座薬よ❤薬局で見つけたら…試したくなっちゃったの!」

いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

試したいから買ったって……。

勘弁してぇぇぇぇぇ~!!!

「さぁ美緒ちゃん、お尻を出して頂戴!」

母の目がキラキラ輝く。

「そこまで熱高くないから大丈夫!薬いらない!!」

「わがままは許しません!」

必死に抵抗する私。

嫌過ぎるわよ!!!!!

座薬なんて絶対に嫌ーーーー!!!!!

しかし、当たり前な話。体調を崩している私は暴れた所為で更に悪くする。

うぅぅ……目が回る…。


ピーポーン♪

私の意識が飛ぶ直前、家のチャイム音が聞こえた。

…久々ですみません。

久しぶりにパソが正常に動きます!ラッキーです。

暑くなると雷や熱でパソがフリーズする時期は厄介ですね。

もしかしたら次回の更新は涼しくなってからになるかもしれません。

すみません。

パソ頑張れ~。

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