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プロローグ

初めまして、わしはチック。

魔法が溢れる世界、魔法界の中心にあり、魔法界の時を司る時計塔じゃ。

この世界に迷い込んできたお主らに、1つ、暇つぶしに面白い話でも聞かせてやろう。


魔法界には魔法使いがたくさんおるが、今からわしが話す物語の主人公は……雪を司る国、ネージュのプリンセス、ララじゃ。


じゃが、わしが全部話すのも勿体無いのう。

せっかくじゃから、ララ本人が話すのはどうじゃ?


なになに?


「それが良い。」


じゃと?

ふん、ノリノリに返事までして。迷い込んできたわりには、随分この世界に適応するのが早いのう。

ああ……いや、こちらの話じゃ。


さて、決まりじゃな。

じゃが、ララに会いに行くには、ある呪文を唱えなければいけないのじゃ。

一緒に唱えてくれれば嬉しいのじゃが……。


なになに?


「唱えるよ。」


じゃと?

嬉しいのう。

ではいくぞ、せえの!


「世界の時を司る時計塔チックが命じる。時の力よ、雪国のプリンセス、ララのもとへ我らを連れて行け。」


風が体を強く吹き付ける。

周囲の動きが段々とスローモーションになっていく。

気付けば、チックの姿は消えていた。

瞼が落ちていく、寝てはいけないと思っていても。

体はが鉛のように重く、意識は遠のいていく。


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